玄関ドアのバリアフリーリフォーム
「今の玄関ドアだと、車椅子が通りにくい」
「玄関が不便なせいで、介護の負担が大きくて困る」
「玄関ドアをもっと介護しやすいものに交換できないだろうか」
こういったお悩みを抱えてはいませんか?この記事では、バリアフリーの視点から、玄関ドアのリフォームに関する情報をまとめています。
玄関ドアを車椅子で通れる開口幅や、介護を受ける人・する人の両方の負担を減らせる玄関ドアなど、バリアフリーリフォームに役立つ情報が盛りだくさん。また、記事の後半ではバリアフリーリフォームに利用できる補助金や減税の制度にも触れています。
最後までご覧いただけば、玄関ドアのバリアフリーに関する知識を総合的に学べることでしょう。ぜひ最後までお付き合いください。
「玄関が不便なせいで、介護の負担が大きくて困る」
「玄関ドアをもっと介護しやすいものに交換できないだろうか」
こういったお悩みを抱えてはいませんか?この記事では、バリアフリーの視点から、玄関ドアのリフォームに関する情報をまとめています。
玄関ドアを車椅子で通れる開口幅や、介護を受ける人・する人の両方の負担を減らせる玄関ドアなど、バリアフリーリフォームに役立つ情報が盛りだくさん。また、記事の後半ではバリアフリーリフォームに利用できる補助金や減税の制度にも触れています。
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【動画で確認「玄関ドアのバリアフリー」】
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
玄関のバリアフリーについて考える
現在進行形で不便なポイントがあったり、これからの生活のことを思ったり、住宅のバリアフリーリフォームを考えるタイミングは人それぞれ。住宅のバリアフリーリフォームをすることには、大きく分けると次の3つの意義があります。
<バリアフリーリフォーム・3つの意義>
●介護を受ける人(被介護者)が生活しやすくなる
●介護をする人(介護者)の負担を減らせる
●年齢を重ねても不便なく暮らしていける
●介護を受ける人(被介護者)が生活しやすくなる
●介護をする人(介護者)の負担を減らせる
●年齢を重ねても不便なく暮らしていける
バリアフリーとは、介護を受ける人だけではなく、介護をする人にも配慮された設計のことを指します。バリアフリーリフォームは、介護を受ける人・する人の双方の負担を減らすために必要不可欠なものなのです。
玄関のバリアフリーリフォームで考えたいポイント
玄関のバリアフリーリフォームをする際に考えたいポイントは、次の通りです。
●段差をなくす
●スロープの設置
●手すりの設置
●靴を脱ぐ・履く時に座れるスペースを設ける
●車椅子でもスムーズに出入りできるようにする
●雨の日に滑りにくい床材に変える
●スロープの設置
●手すりの設置
●靴を脱ぐ・履く時に座れるスペースを設ける
●車椅子でもスムーズに出入りできるようにする
●雨の日に滑りにくい床材に変える
介護を受ける人にとっては、家の中に段差があると生活の負担が増してしまいます。要介護者がどのような点を負担に感じるのかは、介護を受ける側になってみないとわかりません。ですから、バリアフリーリフォームを考える時には、自分一人で悩まずにバリアフリーのプロに相談することが大切です。
段差やスロープ、手すりといった部分はバリアフリーリフォームを考える時に1番に思いつくポイントですが、「車椅子でも通りやすい玄関ドア」というのは、意外と盲点になりがちです。住宅の様々な場所をバリアフリーにしたとしても、玄関ドアが従来のままであれば、それだけで介護の負担が増してしまうのです。
段差やスロープ、手すりといった部分はバリアフリーリフォームを考える時に1番に思いつくポイントですが、「車椅子でも通りやすい玄関ドア」というのは、意外と盲点になりがちです。住宅の様々な場所をバリアフリーにしたとしても、玄関ドアが従来のままであれば、それだけで介護の負担が増してしまうのです。
今の玄関ドア、車椅子で通る時に不便ではないですか?
すでに車椅子に乗っていたり、車椅子の方の介護をしていたりする方は、今の玄関ドアの使い勝手はよく知っていることでしょう。一方これから介護を始める予定の方や、家族の将来のことを考えてリフォームを検討している方は、少し考えてみてください。
今の玄関ドア、車椅子で通る時に不便ではないですか?
今の玄関ドア、車椅子で通る時に不便ではないですか?
車椅子には開き戸は使いづらい
近年の新築住宅では「開き戸」の玄関ドアが主流になっています。実際、今お住まいの住宅の玄関ドアが開き戸の方は多いのではないでしょうか。
しかし、車椅子で通る時に、開き戸の玄関ドアはすごく使いにくいものなんです。ドアを開くためには車椅子を少し下げておく必要がありますし、ドアを開いた状態で固定したとしても、車椅子を押して通るのは大変です。
そもそも玄関ドアの開口部が車椅子の幅よりも狭い場合、車椅子を降りてから家の中に入る必要があります。そうなれば、介護を受ける人も大変ですし、介護をする人の負担も非常に大きくなってしまいます。
しかし、車椅子で通る時に、開き戸の玄関ドアはすごく使いにくいものなんです。ドアを開くためには車椅子を少し下げておく必要がありますし、ドアを開いた状態で固定したとしても、車椅子を押して通るのは大変です。
そもそも玄関ドアの開口部が車椅子の幅よりも狭い場合、車椅子を降りてから家の中に入る必要があります。そうなれば、介護を受ける人も大変ですし、介護をする人の負担も非常に大きくなってしまいます。
車椅子の介護に最適なのは引き戸
車椅子の介護をするには開き戸は使いにくいので、車椅子の介護には最適な玄関ドアは、引き戸ということになります。
大開口タイプの引き戸を選べば開口部の幅も広くとれますし、開き戸のようにドアを手前に引かなくても開閉できるので、車椅子の移動の邪魔になりません。
また玄関ドアが引き戸だと、介護だけでなくベビーカーの移動にも便利です。小さなお子さんのいるご家庭なら、玄関ドアを引き戸にすることで、育児のしやすさも実感することができるでしょう。
大開口タイプの引き戸を選べば開口部の幅も広くとれますし、開き戸のようにドアを手前に引かなくても開閉できるので、車椅子の移動の邪魔になりません。
また玄関ドアが引き戸だと、介護だけでなくベビーカーの移動にも便利です。小さなお子さんのいるご家庭なら、玄関ドアを引き戸にすることで、育児のしやすさも実感することができるでしょう。
車椅子が通れる玄関ドアの開口幅とは
ここで、玄関ドアの開口幅が何センチ以上であれば車椅子が通れるのか、チェックしてみましょう。
車椅子の全幅は、手動・自動ともにJIS規格で70cm以下と定められています。また、国土交通省では
80cmを「車椅子で通過できる寸法」
90cmを「車椅子で通過しやすい寸法」
だと定義しています。
80cmを「車椅子で通過できる寸法」
90cmを「車椅子で通過しやすい寸法」
だと定義しています。
つまり、玄関ドアの開口幅は最低でも80cmが必要であり、できれば90cm以上の幅を確保することが望ましいのです。
“不便”な玄関ドアは、将来を見据えてリフォームを
開き戸の玄関ドアには、「断熱性や防犯性が引き戸より高い」といった、優れたポイントも存在しています。そのため、若くて健康な頃の玄関ドアは、開き戸でも十分に満足できることでしょう。
しかし、介護や将来のことを考えるのであれば、開き戸はいずれ“不便”になってしまうもの。様々な理由からバリアフリーのことを考え始めた方は、将来を見据えて、早めに玄関ドアのリフォームを行ってみてはいかがでしょうか。
また、現在は引き戸であるものの、「開口部が狭い」といったお悩みを抱えている方も、玄関ドアのリフォームを検討するべきです。同じ引き戸でも様々な製品が登場していて、車椅子に配慮して開口部が広めに設計されているものもあるからです。
しかし、介護や将来のことを考えるのであれば、開き戸はいずれ“不便”になってしまうもの。様々な理由からバリアフリーのことを考え始めた方は、将来を見据えて、早めに玄関ドアのリフォームを行ってみてはいかがでしょうか。
また、現在は引き戸であるものの、「開口部が狭い」といったお悩みを抱えている方も、玄関ドアのリフォームを検討するべきです。同じ引き戸でも様々な製品が登場していて、車椅子に配慮して開口部が広めに設計されているものもあるからです。
玄関ドアのリフォームは、たった1日で終わる
玄関ドアをリフォームするとなると、「なんだか大掛かりな工事が必要そう」と感じる方もいますよね。しかし、実は玄関ドアのリフォーム工事は、早ければたった1日で終えられる簡単なものなのです。
玄関ドアのリフォーム工事を手軽にしてくれるのは、「カバー工法」と呼ばれる 手法です。カバー工法とはどんな工事なのか、チェックしてみましょう。
玄関ドアのリフォーム工事を手軽にしてくれるのは、「カバー工法」と呼ばれる 手法です。カバー工法とはどんな工事なのか、チェックしてみましょう。
カバー工法とは
玄関ドアのカバー工法とは、既存のドア枠を残したまま、上から新しいドア枠をかぶせる形でリフォームする工法のことです。
従来の玄関ドアリフォームでは、既存ドア枠を撤去するために、壁や床を壊すなどの大規模な工事が必要でした。
しかしカバー工法を利用すれば、壁や床などを壊すことなく(状況によって多少の調整が必要な場合はあります)玄関ドアをリフォームできるため、スピーディーかつ安価に工事ができるんです。
従来の玄関ドアリフォームでは、既存ドア枠を撤去するために、壁や床を壊すなどの大規模な工事が必要でした。
しかしカバー工法を利用すれば、壁や床などを壊すことなく(状況によって多少の調整が必要な場合はあります)玄関ドアをリフォームできるため、スピーディーかつ安価に工事ができるんです。
玄関ドアをカバー工法でリフォームする費用の目安
バリアフリーリフォームを検討する際に気になるのが費用ですよね。玄関ドアをカバー工法で交換する場合、最も安い場合で約20万円〜の費用で工事が可能。この金額には部品代も工事費用も含まれているので、かなりリーズナブルにリフォームできることがわかります。
もちろん、選ぶ玄関ドアによっては価格が高いものもあるので、実際にかかる費用は選ぶドア次第となります。具体的な見積もりを希望される方は、当社までお気軽にご連絡ください。
どのくらいの価格で
もちろん、選ぶ玄関ドアによっては価格が高いものもあるので、実際にかかる費用は選ぶドア次第となります。具体的な見積もりを希望される方は、当社までお気軽にご連絡ください。
どのくらいの価格で
玄関ドアの交換ができるのか、まずは知りたい!という方は、以下から「簡単お見積もり」をご利用ください。
クリックで扉の種類やオプションを選ぶだけでお見積り価格を
確認いただけます。
「段差緩和材」は必須
玄関ドアをカバー工法でリフォームすることには、手軽で価格が安いメリットがある一方、小さな段差ができてしまうデメリットもあります。床を壊して新しい玄関ドアを取り付けるわけではないため、わずかな段差ができるのは仕方がないのです。
しかし、バリアフリーにするのであれば、わずかな段差も無くしたいですよね。そのためには、「段差緩和材」と呼ばれる部品を取り付ければOKです。
しかし、バリアフリーにするのであれば、わずかな段差も無くしたいですよね。そのためには、「段差緩和材」と呼ばれる部品を取り付ければOKです。
段差緩和材はオプションとして追加費用がかかる場合もありますが、バリアフリーリフォームをするなら、必ず取り付けるようにしましょう。
玄関ドアを交換するメリットは他にもたくさん
玄関ドアを交換することには、バリアフリー化の他にも様々なメリットがあります。こちらでは、玄関ドアを交換するメリットを見てみましょう。
断熱性がアップ!ヒートショックの予防になる
玄関ドアを新しい製品に交換すると、玄関の断熱性がアップします。
古い玄関ドアは今よりも断熱性能で劣る上に、経年劣化で隙間ができてしまうケースもあります。例えば、玄関ドアのゴムパッキンは消耗品であり、経年劣化すると縮んで隙間ができるのです。
玄関が十分に断熱できていないと、真夏や真冬には、リビングと玄関で温度差が生まれます。住宅内の温度差は、脳梗塞などを引き起こすヒートショックの原因になります。
ヒートショックは高齢者ほど発症リスクが高いため、バリアフリーのことを考えるのであれば、玄関ドアの断熱性は重視したいポイントです。
古い玄関ドアは今よりも断熱性能で劣る上に、経年劣化で隙間ができてしまうケースもあります。例えば、玄関ドアのゴムパッキンは消耗品であり、経年劣化すると縮んで隙間ができるのです。
玄関が十分に断熱できていないと、真夏や真冬には、リビングと玄関で温度差が生まれます。住宅内の温度差は、脳梗塞などを引き起こすヒートショックの原因になります。
ヒートショックは高齢者ほど発症リスクが高いため、バリアフリーのことを考えるのであれば、玄関ドアの断熱性は重視したいポイントです。
スマートキーで介護負担をさらに軽減
最近の玄関ドアには、ボタンを押すだけで施錠・開錠ができるスマートキーが搭載されている製品も多いです。
従来のシリンダー錠だと、鍵穴へ鍵を挿して施錠・開錠する必要がありました。一方、スマートキーならその手間を省けるので、介護の負担をさらに軽減することが可能です。
従来のシリンダー錠だと、鍵穴へ鍵を挿して施錠・開錠する必要がありました。一方、スマートキーならその手間を省けるので、介護の負担をさらに軽減することが可能です。
万全の防犯対策ができる
玄関ドアをリフォームすることには、防犯性能がアップするメリットもあります。新しい玄関ドアには、例えば次のような防犯対策が施されています。
※製品によってはオプションが必要
※製品によってはオプションが必要
●ツーロック(二重鍵)
●ピッキングに強いディンプルキー
●サムターン回しへの対策
●破られにくいガラス
普段は高齢の方だけで暮らしていて、介護のために別の家から通う場合などは、住宅のセキュリティは万全な状態にしておきたいですよね。玄関ドアを新しくすれば、玄関の防犯対策もバッチリです。
見た目がきれいになり、心の区切りをつけられる
玄関ドアを新しいものにリフォームすると、玄関まわりの美観がよくなります。見た目がきれいになることで、これから親御さんの介護を予定している方なども、心の区切りをつけられることでしょう。
また、介護を受ける人にとっても、お出かけの際に出入りする玄関がきれいになるのは気持ちがいいもの。玄関ドアを交換することには、精神面でのメリットもあるのです。
また、介護を受ける人にとっても、お出かけの際に出入りする玄関がきれいになるのは気持ちがいいもの。玄関ドアを交換することには、精神面でのメリットもあるのです。
バリアフリーリフォームには補助金が支給されることも
バリアフリーリフォームをする際、少しでも金銭面での負担を抑えられたら嬉しいですよね。介護のために玄関ドアをリフォームする場合、国や自治体の補助金が支給されるケースもあるので、要チェックです。
介護保険の住宅改修補助金
介護に関わる方なら、介護保険をご存知の方は多いでしょう。介護保険には、住宅改修のための補助金制度があり、玄関ドアをバリアフリーリフォームする時には、20万円を限度として補助金が支給されます。
また、玄関ドアをバリアフリーリフォームする場合は、介護保険の補助金以外にも様々な補助金が用意されています。補助金を用いた玄関ドアリフォームについて詳しく知りたい方は、ぜひ当社までご相談ください。
また、玄関ドアをバリアフリーリフォームする場合は、介護保険の補助金以外にも様々な補助金が用意されています。補助金を用いた玄関ドアリフォームについて詳しく知りたい方は、ぜひ当社までご相談ください。
国の減税制度も活用しよう
玄関ドアのバリアフリーリフォームの際には、補助金以外に減税制度も活用するべきです。「バリアフリーリフォーム減税」と呼ばれる減税制度のほか、別々に暮らしていた家族が同居するためのリフォームで利用できる減税の制度もあります。
各種減税制度を利用できれば、実質的にはリフォームの費用負担を減らせるため、ぜひ活用しましょう。
各種減税制度を利用できれば、実質的にはリフォームの費用負担を減らせるため、ぜひ活用しましょう。
自治体によっては独自の補助金を設けていることも
国が行う補助金や減税制度の他に、地方自治体が独自の補助金を設けているケースもあります。こちらはお住まいの地域によって変わってくるので、詳しくは当社までご相談いただくか、自治体のホームページをチェックしてみましょう。
玄関ドアのバリアフリーリフォーム、まずはプロに相談しよう
玄関ドアのバリアフリーリフォームは、玄関の構造や周辺環境、介護の状況などによって、どのようなドアが適しているかが変わってきます。
一人で悩んでいても最適な解決策を見つけるのは難しいと思いますので、玄関ドアのリフォームを検討中の方は、ぜひ当社の無料現地調査をご活用ください。
無料の現地調査では、「玄関をバリアフリー化するためにはどんなリフォームが必要なのか」「お客様が抱えている悩みを解決するためには、どのような対策がベストなのか」など、お悩みを解消するための方法をご提案いたします。
介護の現場は状況に応じて変わってくるポイントが多いため、一人で抱え込まず、まずは玄関ドアリフォームのプロに相談してみてはいかがでしょうか。
一人で悩んでいても最適な解決策を見つけるのは難しいと思いますので、玄関ドアのリフォームを検討中の方は、ぜひ当社の無料現地調査をご活用ください。
無料の現地調査では、「玄関をバリアフリー化するためにはどんなリフォームが必要なのか」「お客様が抱えている悩みを解決するためには、どのような対策がベストなのか」など、お悩みを解消するための方法をご提案いたします。
介護の現場は状況に応じて変わってくるポイントが多いため、一人で抱え込まず、まずは玄関ドアリフォームのプロに相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
この記事では、バリアフリーの視点から、玄関ドアのリフォームに関する情報をまとめました。記事の要点をごく簡単にまとめると、次の通りです。
●介護に使いやすい玄関ドアは引き戸
●玄関ドアのリフォームはたった1日で終わり、費用もリーズナブル
●補助金や減税の制度を活用すれば金銭面の負担を減らせる
●無料の現地調査を活用すれば、自宅に最適なリフォームプランを見つけられる
当社では、介護を受ける人・する人の両方の負担を軽減できるよう、お客様に最適なバリアフリーリフォームプランをご提案しております。玄関ドアのバリアフリーリフォームを検討される際は、ぜひ当社の無料現地調査をご利用ください。