「玄関が暗くて、家の中へ入る時につまづいてしまう」「玄関ドアの前が暗くて、防犯面が心配」こういったお悩みを抱えてはいませんか。玄関付近が暗いとお悩みの方には、センサーライトの設置がおすすめ。
人の動きを感知して自動でライトが点灯するセンサーライトは、玄関の中でも外でも活用することができます。
この記事を読めば、
玄関にセンサーライトを設置するメリットや、
センサーライトの機能・種類、取り付ける方法なども紹介しています。玄関にセンサーライトの設置を検討している方も参考にしやすい内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
普段は何気なく使っている玄関照明ですが、実は玄関照明には
いくつもの重要性があります。まずは、玄関に照明があることの重要性をチェックしましょう。
玄関照明があることで、日常生活をより快適に過ごせるようになります。仕事や学校から帰ってくるのが遅い時は、玄関が明るいからこそ、鍵やドアを不便なく開けられますよね。
もしも玄関に照明がなかったら、夜の外出時や帰宅時には、とても不便に感じることでしょう。
玄関照明は、防犯やセキュリティなどの面でも役立ちます。泥棒や空き巣は、玄関付近が明るい家よりも暗い家を好みます。なぜなら、その方が近隣の住人や通行人に見つかるリスクが低いからです。
玄関がライトで明るく照らされていれば、泥棒や空き巣は「厄介だな」と感じることもあるでしょう。
実際、財団法人都市防犯研究センターの調査によると、窃盗犯は「センサーライトが設置されていたから」という理由で、犯行を諦めるケースがあると報告されています。
つまり、玄関照明（特にセンサーライト）は、防犯対策としても役立つのです。
内側・外側を問わず、玄関に照明があることで、転倒などによるケガの防止に役立ちます。転倒した先にコンクリートなどの硬いものがあれば、骨折も怖いですよね。
また、特に高齢の方ほど転倒時のリスクは大きくなるため、夜間に玄関付近を移動する場合は、安全のためにもライトで明るくしておく必要があります。
【照明の重要性４】インテリアになり、空間演出としても役立つ
玄関の照明は、インテリアとしても重要な役割を果たします。玄関は来客を迎える顔であり、照明を少し工夫するだけで一気におしゃれな印象へと変身します。
玄関の照明は空間演出にも役立つので、マイホームのデザインを重視する方は、ぜひ見た目も考慮した照明選びをしてくださいね。
【照明の重要性５】玄関の内側と外側、両方を明るくすることが大切
ここまでには玄関照明の重要性をお伝えしました。玄関照明のメリットを最大限に活かすためには、玄関ドアの内側と外側の両方を明るくすることが大切です。
玄関ドアの内側だけが明るくても、外側が暗ければ防犯対策としては不十分。また、外側だけ明るくして内側の電気を付けないのも、転倒防止の意味では良くありません。
玄関は、内側も外側も明るくするようにしましょう。
玄関に取り付ける照明には、LEDのセンサーライトがおすすめです。そのメリットを見る前に、まずはセンサーライトとLEDの基礎的な部分を理解しましょう。
センサーライトとは、人感センサー機能を搭載した照明器具のことです。センサーライトが人を感知して作動するのは、赤外線を活用しているからです。
センサーライトの仕組みをごく簡単に解説すると、センサーから発せられる赤外線が人の動きを感知すると、ライトが自動で点灯する形です。
LEDは照明の1種で、従来の蛍光灯や白熱灯よりも長寿命になっています。少ない消費電力で十分な明るさを得られるため、省エネ性能もあります。
玄関照明は、屋内にも屋外にもLEDのセンサーライトを取り入れるのがおすすめです。こちらでは、玄関照明にLEDのセンサーライトを選ぶメリットをチェックしてみましょう。
防犯性能がアップする
センサーライトを設置するメリットとして、防犯性能がアップする点が挙げられます。センサーライトが点灯するのは、すなわちその場所に人がいると判断できます。
冒頭でお伝えした通り、玄関にセンサーライトが設置されていることで犯行を諦める泥棒も存在しています。住宅の防犯性を十分に高めたい方には、センサーライトが最適です。
電気代の節約になる
玄関の照明をセンサーライトにすると、常に付けっぱなしにしなくても済むので、電気代の節約になります。
残業や飲み会などで帰りが夜遅くなってしまうこともありますよね。通常の照明だと、家族だけが先に寝ている場合、最後に帰宅する人が来るまで玄関の電気を付けっぱなしにしなくてはなりません。
その点、センサーライトなら必要な時だけ照明をつけるので、電気代の節約になるのです。また、白熱灯など従来の照明よりもLEDの方が電気代が安い点もメリットです。
自動でライトが付くので便利
センサーライトを導入するメリットとして、自分でスイッチを押す手間がない点が挙げられます。
暗い中で手探りでスイッチを探すのは不便ですし、物を落としたりつまづいたりする危険もあります。その点、センサーライトであれば、人が近づいたら自動でライトを付けてくれるので、とても便利です。
超寿命なので電球交換の手間が少ない
こちらはLEDを選ぶメリットです。LEDの照明は従来のものより超寿命なので、電球切れの頻度が少なくなり、交換する手間も少なくなります。電球は消耗品であるため、トータルコストではお得になることもLEDのメリットです。
虫が集まりにくい
LEDの特徴として、従来の照明と比較すると虫が集まりにくい点が挙げられます。絶対に虫が集まらないわけではありませんが、従来の照明よりも寄ってくる虫の数は少なくなります。
LEDのセンサーライトを玄関に設置することには、いくつかのデメリットや注意点もありますので、それをチェックしましょう。
誤作動する場合もある
センサーライトのデメリットとして、誤作動が挙げられます。赤外線を用いたセンサーは人だけではなく動くものに反応してしまうので、野良猫が通ったり強風でライトが揺れたりすると、誤作動するケースがあります。
また、取り付ける向きや道路との距離によっては、通行人が通るたびにセンサーライトが反応してしまう点も注意が必要です。
導入コストがかかる
LEDセンサーライトのデメリットとして、導入コストがかかる点があります。LEDは従来の照明よりも高額ですし、センサー機能が付いているライトは、そうでない商品よりも高くなってしまいます。
ただし、導入することで様々なメリットを得られることや、電気代を節約できる点も踏まえると、長い目で見た時にはお得になるケースも十分にあります。
付けっぱなしにしたい時に不便
センサーライトのデメリットとして、自動で付いたり消えたりするからこそ、電気を付けっぱなしにしたい時には不便です。手動スイッチが付いている製品なら問題ありませんが、そうでないライトだと、照明が切れる度に何かしらの動きをする必要があります。
環境によっては正しく動作しないことがある
センサーライトは、玄関周辺の環境によっては、正しく動作しない場合があります。センサーライトが正しく動作しない環境として、次のような場合が挙げられます。
●玄関のすぐそばに街灯などがあり、夜でも十分に明るい場合
●壁やガラスなどの遮へい物がある場合
玄関付近が、夜でも昼間のように明るい場合、人が動いてもセンサーライトは点灯してくれません。
また、センサーライトの多くは人感センサーに赤外線を用いているので、遮へい物があると、動作を感知できません。壁だけでなくガラスがあっても感知しない点は注意が必要です。
「玄関にセンサーライトを付けよう」と思ってネットで調べていると、想像以上に種類が多いと感じる方もいますよね。センサーライトには様々な種類があり、製品によって搭載されている機能も変わってくるんです。
こちらでは、代表的なセンサーライトの種類や、搭載されている機能の例を紹介します。
センサーライトを選ぶ時には、電源の供給タイプをどれにするか考える必要があります。大きく分けると、センサーライトの電源タイプには次の3種類が存在しています。
●コンセント式
●電池式
●ソーラー式
コンセント式なら電池交換の手間がなく、電池式なら好きな場所に設置できるメリットがあります。また、ソーラー式のセンサーライトは、屋外に電源がない時にも取り付けやすい点がメリットです。
センサーライトの機能として、点灯時間や明るさの調整機能があります。人の動きを感知した場合、どれくらいの時間ライトを付けておくのか、またその明るさなどを調整することが可能です。
人感センサーが反応する範囲や、センサーの向きを調節できる商品もあります。道路の通行人にライトが反応してほしくない場合などは、この機能が役立ちます。
センサーライトには、ここまでに紹介した以外にも便利な機能が付いている製品があります。代表的なものをピックアップしましたので、ご覧ください。
●防水機能
●フラッシュ機能
●警報機能
●他の照明器具との連動機能
屋外に設置するセンサーライトなら、ある程度の防水性のある製品を選びたいところ。また、防犯性能を重視するのであれば、フラッシュ機能や警報機能の付いた製品も存在しています。
そのほか、人感センサーが付いていない他の照明器具を、連動させてオンオフできるセンサーライトもあります。
センサーライトの中には、人感センサーが付いておらず、夜になったら自動で点灯する常夜灯タイプの製品もあります。人感センサー付きの照明とは少し設置目的が変わってきますが、ご希望によって選ぶといいでしょう。
「玄関にセンサーライトを取り付けよう」「今の照明器具と交換しよう」と考えている方に向けて、センサーライトを取り付けたり、交換したりする方法を紹介します。
玄関の内側にセンサーライトを設置する場合、電池式の置き型やコンセントに差し込むタイプの簡易的な製品がおすすめです。
玄関全体を明るくするほどの力はありませんが、スイッチの場所を探すくらいの明かりには十分。家の中に入ったらセンサーライトでぼんやりとした明かりを付けて、自分でスイッチを押す流れとなります。
簡易的なセンサーライトは、ネット通販で2,000円〜3,000円くらいで売られているので、安価で気軽に導入できます。
玄関全体（屋内）を照らすセンサーライトは業者に相談
センサーライト1つで玄関全体（屋内）を明るくしたい場合には、天井や壁などに大きめの照明器具を取り付ける必要があります。
シーリングライトなどの簡単に取り付けられる製品なら自分でも設置できます。しかし、センサーライトの種類によっては、電気配線の工事が必要になる場合もあります。
電気配線の工事は、「電気工事士」と呼ばれる資格を持っている人しか行ってはいけない決まりなので、
何より、専門業者に相談すれば、自宅の玄関に最適な選択肢を提案してくれます。玄関照明をセンサーライトに交換したい方は、まず電気工事業者に相談してみることをおすすめします。
屋外用のセンサーライト自体は、インターネット通販やホームセンターなどでも自分で購入できます。
しかし、取付の際には外壁へのビス留めなどの作業がともない、専門的な工具が必要な上に、慣れていないと失敗する恐れがあります。そのため、屋外用のセンサーライトを取り付ける作業も電気工事
注意点として、業者によっては自分で購入したセンサーライトの取り付けに応じてくれない場合があります。また、センサーライト自体が安くても、作業料がかさんで高額になってしまうことも。
玄関の外にセンサーライトの取り付けを検討しているのであれば、まずは製品選びから業者に相談するといいでしょう。
防犯やセキュリティのために、センサーライトの導入を検討している方もいますよね。センサーライトが防犯に役立つのは冒頭でお伝えした通りです。しかし、センサーライト1つだけでは住宅のセキュリティは万全ではありません。
もし防犯性を重視している方であれば、玄関ドアを防犯性の高いものに交換してみてはいかがでしょうか？古い玄関ドアは錠前が簡単に壊されてしまい、セキュリティが心配です。その点、最近の新しい玄関ドアなら防犯性能もしっかりしているので、今よりも強固なセキュリティが期待できます。
「玄関ドアをリフォームで新しくするにはどれくらいの費用が掛かるの？」
以下からご希望のドアや鍵などのオプションを選ぶだけで、玄関ドア交換のお見積もり価格がすぐにご確認いただけます。ぜひご利用ください。
まとめ
この記事では、玄関にセンサーライトを取り付けるメリットなどを紹介しました。記事の要点をごく簡単にまとめると、次のとおりです。
●センサーライトは便利な上に、防犯にも役立つ●センサーライトは玄関の中と外の両方に設置するのがおすすめ●電気の配線工事は電気工事士の資格が必要●簡易的なもの以外のセンサーライト取付は業者に任せよう●家の防犯性を重視するなら玄関ドアの交換も検討しよう街の玄関ドアやさんへご相談いただければ、住宅の防犯性能を高めるための玄関ドア交換も承ります。
お客様一人ひとりのお悩みには「どんな選択肢が最適なのか？」を見極めるために、ぜひ現地調査やお見積もりを活用してくださいね。
