「玄関ドアのガラスの防犯対策を強化したいんだけど、どんな方法があるの？」「ガラス付き玄関ドアへの交換を検討しているけど、防犯面は大丈夫？」こういった疑問を抱えてはいませんか。この記事では、
ガラス付き玄関ドアの防犯性や安全性に関する情報を、詳しく掘り下げてまとめています。
この記事をお読みいただければ、
ガラス付き玄関ドアの防犯面でのリスクや、泥棒・空き巣などの被害を防ぐための対策について学ぶことができます。ぜひ最後までご覧ください。
「ガラス付きの玄関ドアの防犯性は大丈夫？」と心配していても、やはり快適な住空間を実現するためには、玄関ドアにガラスを設置したいところですよね。玄関ドアの防犯性に関する情報をチェックする前に、まずは
ガラス付き玄関ドアを設置する目的をおさらいしてみましょう。
ガラス付きの玄関ドアを設置する目的として特に多いのは、太陽の光を玄関に採り入れるためです。窓が少ない玄関だと、太陽が出ている日中でも薄暗く、電気を付けなければ手元がはっきり見えない場合もあります。
その点、ガラス付きの玄関ドアを設置しておけば、ドアのガラス部分が窓になり、太陽の光が玄関に差し込みます。ガラスの面積が大きければ大きいほど採光機能は高くなり、玄関が明るくて気持ちのいい空間になることでしょう。
玄関ドアにガラス部分を設置することには、「換気用の窓を設けるため」という目的もあります。
鍵をかけずに玄関ドアを開けっぱなしにして換気するのは、防犯面が心配。ですから、玄関を換気する機会は自然と少なくなってしまいがちです。
そういった換気の問題を解消するために、最近の玄関ドアには採風（通風）タイプと呼ばれる換気用の窓が付いている製品が多く登場しています。採風窓が付いていれば鍵をかけたまま換気ができる上に、太陽の光も採り込めるので、一石二鳥です。
玄関ドアにガラスを取り付けることには、「ドアのデザインをよくするため」という目的もあります。ガラスが一切付いていない玄関ドアもなくはないですが、住宅の玄関ドアには多少のガラス部分を用意して、採光とデザイン性を両立させるケースがほとんど。
さらに、玄関ドアにこだわりのあるご家庭だと、「ステンドグラスを取り付けたい」と考える方もいます。それほどに、玄関ドアに取り付けるガラスは、デザイン面で重要な役割を果たすのです。
採光や通風などいくつものメリットがあるガラス付き玄関ドア。しかし、ガラスがあるからこそ「ガラスを割られて泥棒に侵入されないかな…」と不安に感じる場合もありますよね。こちらでは、ガラス付き玄関ドアのセキュリティについて見ていきましょう。
一戸建て住宅へ泥棒や空き巣が侵入する際、どの侵入経路が多いのでしょうか。「玄関かな？」と考えている方が多いかもしれませんが、実は一戸建て住宅への主な侵入経路は窓なんです。
警視庁の調べ（2020年7月のデータ）によると、一戸建て住宅への侵入窃盗の際、侵入経路の6割以上は窓からであるという結果が発表されています。
窓以外の侵入経路として、表出入口（つまり玄関のこと）からの侵入がおよそ3割ほどありますが、玄関からの侵入窃盗の多くは無施錠が原因とされています。
つまりガラス付きの玄関ドアであっても、きちんと鍵をかけていれば、玄関から泥棒が侵入するケースは比較的少ないのです。
玄関ドアからの新入窃盗が少ない理由として、「最近の玄関ドアは防犯性能がとても高いから」というものが考えられます。YKK APやLIXILなどの大手メーカーは、「ピッキング」や「サムターン回し」への対策など、玄関ドアにあらゆる防犯機能を搭載しています。
特に玄関ドアのガラスを割って侵入されるケースとしては、サムターン回しが心配です。サムターン回しとは、玄関ドアのガラスを割り、手を入れて内側から鍵を開ける手口です。
サムターン回しを防ぐ機能として、例えばLIXILでは「セキュリティサムターン」と呼ばれる機能が用意されています。これは、鍵を開けられないよう、サムターンを簡単に取り外せる機能です。
ガラス付き玄関ドアの防犯面が心配な方は、LIXILのようにサムターン回しへの対策が行われている玄関ドアを設置するといいでしょう。
玄関ドアの防犯性を高めるには、防犯合わせ複層ガラスがおすすめ
一戸建て住宅への侵入経路は窓の方が多いことがわかりましたが、玄関ドアからの侵入件数もゼロではないため、注意が必要です。
玄関ドアのガラスを一切なしにすると、太陽の光が入らないので快適性が損なわれてしまうので、ガラスを全く取り付けないのはおすすめできません。そこで紹介したいのが、玄関ドアに取り付ける「防犯合わせ複層ガラス」です。
防犯合わせ複層ガラスとは、2枚のガラスの間に特殊な中間膜を挟んだガラスのこと。強い衝撃が加えられても割れるのは外側のガラスだけであり、中間膜は簡単には貫通されない仕組みとなっています。
玄関ドアの採光窓や採風窓に防犯合わせ複層ガラスを設置しておけば、
ガラスを割られて不正に開錠されるリスクをできる限り減らせるのです。
防犯合わせ複層ガラスよりも手軽な防犯対策として、防犯フィルムが挙げられます。玄関ドアのガラス部分に防犯フィルムを貼っておけば、ガラスを割られるリスクが軽減できます。防犯フィルムはホームセンターなどでも売られているので、今日・明日などすぐにでもできる対策です。
ただし防犯フィルムの強度は、やはり防犯合わせ複層ガラスには敵いません。より住宅の安全性を高めたいのであれば、防犯フィルムではなく防犯合わせ複層ガラスへの交換を検討しましょう。
「玄関ドアのガラスって、簡単に交換できるの？」と疑問に感じる方も多いでしょう。ご安心ください。一般的な玄関ドアであれば、万が一ガラスが割れた時などにも対応できるよう、簡単に交換できる構造になっています。
玄関ドアのガラス交換は、作業に慣れたプロの業者であれば簡単ですが、慣れていない方がDIYで行うのは難しいです。なぜなら、ガラスはデリケートなものなので、誤って落としたりぶつけたりすると、傷がついたり割れたりする恐れがあるからです。
また、DIYでガラスを交換する場合、玄関ドアに合わせてガラスを加工・調節する必要もあります。プロの業者に任せるのであれば、採寸を行った上でぴったり合うサイズのガラスを用意してくれます。
玄関ドアのガラスを防犯合わせ複層ガラスに交換する際は、ガラス業者や玄関ドア業者に依頼するようにしましょう。
専門業者へガラス交換を依頼した場合、当日の工事にかかる所要時間はおよそ1時間ほどです。かなりスピーディーに交換できるので、現在の玄関ドアのガラスを防犯合わせ複層ガラスに変更したい場合も、気軽に利用できますね。
玄関ドアのガラスを防犯合わせ複層ガラスへ交換する費用相場は、トータルで25,000円〜50,000円くらいと考えましょう。内訳は、工事費用がおよそ1万円くらいで、残りが防犯合わせ複層ガラスの価格となります。
防犯合わせ複層ガラスの価格に幅がある理由は、ガラスのサイズや強度の違いによって、値段が変わってくるからです。ガラスのサイズが大きくなり、強度が強くなるほど部品代は高くなります。
何らかの理由から玄関ドアのガラスが割れてしまった時は、1日でも早くガラスの交換を行いましょう。ガラスが割れたまま放置していると「防犯意識が低い家」と思われ、泥棒や空き巣に狙われやすくなってしまうからです。
玄関ドアのガラスが割れて交換が必要な時は、せっかくの機会ですので防犯合わせ複層ガラスへの交換がおすすめです。しかし、予算などの都合から防犯タイプではない通常のガラスへ交換する場合は、1万円台〜の費用が目安となります。
ガラスだけでなく、玄関ドアを丸ごと交換するのもおすすめ
防犯合わせ複層ガラスへの交換を検討するのであれば、いっそ
玄関ドアを丸ごと交換リフォームするのもおすすめです。その理由を詳しく解説します。
先述の通り新しい玄関ドアには、ピッキング対策やサムターン回し対策など、様々な防犯機能が搭載されています。そのため、玄関ドアを新しいものに交換することで、住宅の防犯性能をより高められるのです。
古い玄関ドアの場合、ピッキングやサムターン回しへの対策が十分ではない製品もあるため、そのまま使い続けるのは防犯面での不安が残ります。今の玄関ドアを防犯合わせ複層ガラスに交換するだけでも防犯性能はアップしますが、より安心を求めるのであれば玄関ドアを丸ごと交換リフォームする方が安全性は高いです。
ガラスだけを交換するより玄関ドアを丸ごと交換する方がおすすめな理由として、「いずれは玄関ドアも交換しなければならない時期が来るから」というものが挙げられます。
玄関ドアを構成するパーツ（ラッチやシリンダーなど）の多くは、10〜15年ほどが耐用年数です。そのため、設置から15年以上が経過している玄関ドアの場合、いつ不具合が発生しても不思議ではありません。
玄関ドアに不具合が生じると、次のようなトラブルが生じてきます。
●開閉時に異音が生じる
●鍵がうまく抜けにくい・挿しにくい
●ドアクローザーの油漏れ
●ドアノブのガタつき
●玄関ドアが閉まらない・開かない
こういったトラブルは同時期に複数発生する可能性が高く、一部分だけを補修しても、またすぐ別の部分に不具合が生じるケースも多いです。そのため、「部分補修を繰り返すと費用も高くなるから、玄関ドアを丸ごと交換しよう」とお考えになる方もいらっしゃいます。
いずれ玄関ドアの交換が必要になるのであれば、いっそのこと防犯合わせ複層ガラスへの交換を検討する際に、ドアごとリフォームする価値は十分にあります。
玄関ドアを新しいものに交換すると、断熱やスマートキー（電子錠）などの機能も付けられます。「冬には玄関が寒く、夏にはすごく暑い」とお悩みの方は、玄関ドアに断熱機能をつけることで、そのお悩みを解消できるかもしれません。
スマートキーとは、自動車のようにボタン操作で玄関ドアの施錠・開錠ができるシステムのこと。荷物で両手が塞がっていても、ボタン操作で簡単に鍵を開けられるので、とても便利だと好評です。
こういった快適性を高める機能を付けられるのは、玄関ドアを丸ごと交換する大きなメリットです。
玄関ドアを丸ごと交換リフォームする際には、バリアフリーなドアに変更することも可能です。若い頃には自宅の玄関に不便を感じることがなくても、年齢を重ねるに連れて、ちょっとしたポイントが不便になってきます。
例えば開き戸の玄関ドアは車椅子の方がいる家庭には不便ですし、玄関前に階段がある場合、スロープがなければ日常生活の負担が大きくなるでしょう。
まだ何十年も住み続けるマイホームであれば、将来のことを見据えて玄関をバリアフリーリフォームするのもおすすめ。玄関ドアを開き戸から引き戸に交換したり、玄関前にスロープを設置したり、できるバリアフリー対策はたくさんあります。
また、住宅をバリアフリーリフォームする際には、国や自治体から補助金が出るケースもあります。補助金を活用すればリフォーム費用の負担を減らせるので、バリアフリーリフォームの際にはぜひチェックしたいところです。利用できる補助金があるか知りたい方は、当社までお問い合わせください。
「とはいえ、玄関ドアの交換リフォームなんて高いんでしょ？」とお考えではありませんか？実は、カバー工法と呼ばれる施工方法を選べば、約20万円〜というリーズナブルな費用で玄関ドアを交換することができるんです。
カバー工法とは、既存のドア枠を残したまま必要最低限の部分だけを撤去し、上から新しいドア枠をかぶせる形で設置する施工方法のこと。従来の工事のように壁や床を壊すことがないので、リーズナブルかつ短い工期で施工できるメリットがあります。
具体的には数時間〜1日ほどでドア交換が完了するので、朝から工事を始めて夕方ごろには工事を終わらせることも可能です。
このようにカバー工法なら玄関ドアを気軽にリフォームできるため、防犯合わせ複層ガラスへの交換を考える際には、ぜひ玄関ドアの交換リフォームも検討してみてくださいね。
「カンタンお見積もり」なら、
そのまま最寄りの施工店に調査依頼も可能です。
私ども街の玄関ドアやさんでは、通風窓や採光窓の付いた玄関ドアの交換リフォームも承っております。カバー工法によりリーズナブルかつスピーディーに玄関ドアの交換が行えますので、現在の玄関ドアにお悩みを抱えている場合は、ぜひドアリフォームをご検討ください。
街の玄関ドアやさんでは玄関ドアの交換リフォームに必要な現地調査・お見積もりを無料で承っております。無料の現地調査では専門知識を有した担当スタッフがご自宅へお伺いし、お客様の抱えているお悩みにはどんな対応がベストなのか、親身になってサポートいたします。
玄関ドアの交換リフォームに関してわからないことがある場合も、お気軽にご相談くださいませ。以下のページでお問い合わせ方法やご依頼方法を詳しく解説しています。
まとめ
この記事では、ガラス付き玄関ドアの防犯性能に関する情報を詳しくまとめました。記事の要点をごく簡単にまとめると、次の通りです。
●警視庁の調べでは、一戸建てへの侵入経路は玄関より窓が多い●玄関ドアのガラス破り対策としては、防犯合わせ複層ガラスが有効●新しい玄関ドアには、サムターン回しへの対策が行われているものもある●防犯ガラスへの交換を検討するなら、ドア自体を丸ごと交換するのもおすすめ街の玄関ドアやさんでは、玄関ドアのガラス交換やドア自体の交換など、玄関ドアに関する様々な工事を承っております。
ガラス交換や玄関ドア交換を希望されるお客様には、無料の現地調査でご自宅の状況を確認し、お客様のお悩みを解消するためにはどんなプランがベストなのか、親身になってサポートさせていただきます。
玄関ドアのガラス交換やドア自体の交換は、ご自宅の状況やご要望に合わせた柔軟な対応が大切です。「誠実に対応してくれる業者を探している」「きちんと信頼や実績のある業者に任せたい」とお考えの方は、ぜひ街の玄関ドアやさんにお任せくださいませ。
