玄関の引き戸を現代風でおしゃれなデザインにしたい、玄関ドアを引き戸にしたいけれど洋風の建物にも合う引き戸はあるのだろうか、と考えている方も多いのではないでしょうか。
また、玄関ドアを新しくリフォームしたいと考えている方の中には「玄関ドアのカバー工法」という工法を聞いたことがある方もいるでしょう。
しかし、実際にどのような工法なのか詳しいことまでは、なかなか分からないものです。
今回は、案外簡単に工事ができる玄関ドアのカバー工法のメリットやデメリット、主要3大サッシメーカーのおすすめ製品の紹介も含めて、おしゃれで洋風にも合う引き戸について徹底解説いたします。

玄関ドアカバー工法で簡単リフォーム

玄関ドアのカバー工法とは、元々ある玄関ドアの枠組みの上から新しい玄関ドアの枠を被せてドアを交換する工法です。
古いドア枠に新しい枠をカバーするように設置するためカバー工法と呼ばれています。
近年、玄関ドアのリフォームといえば、このカバー工法が主流になりつつあります。
工期も1日で済むことがほとんどで、費用も最小限に抑えられることから希望する方が増加しているのです。もちろん玄関引戸にも対応しています。街の玄関ドアやさんでも基本的にはこのカバー工法でのリフォームを扱っております。

玄関カバー工法についてもっと詳しく

カバー工法ができるまでの玄関ドアの交換は、ドアの周囲の壁を解体しドア枠を取り外して、再度新たにドア枠から設置するという大掛かりな工事でした。
外壁を壊し、内壁も壊し、玄関土間まで影響することもあります。
そのため新しいドアを設置してからの壁の補修工事が大変で、大工工事はもちろん外壁工事やクロスの内装工事、土間のタイル工事などドアを一つ変える目的なのに費用が高くなっていました。
玄関ドアのカバー工法が出現してからは、無駄な工事やコストをかけずにおしゃれなドアの交換が可能なのです。

玄関カバー工法のメリット

前述したように、大工工事やクロスの内装工事、タイルや外壁工事が必要なくなったのでたくさんの手間と材料にかかる費用が要らなくなりました。
そのため、材料と手間の費用は格段に安くすることが可能になったのです。
また、サッシの取付業者だけで1日以内で終わるため、騒音やホコリ、生活がしにくいなどの工事のストレスもありません。
特に工事途中は防犯や隙間風、プライバシーの問題などが懸念されますが、1日で終わればその心配もしなくて良いでしょう。
玄関ドアをリフォームしたい方にとっては、費用を最小限に抑えられ、工期が1日でおしゃれなドアに交換できるのであれば、十分メリットを感じるのではないでしょうか。

玄関カバー工法のデメリット

カバー工法のデメリットは、今までのドアよりやや一回り小さくなるところです。
既存の枠組みに上から新しい枠を被せるのでその分だけ小さくなります。
玄関の幅が小さくなることで支障をきたす、車椅子などを使用している場合は確認しましょう。
また、玄関ドアの下枠に段差がつく場合があります。
下枠の立ち上がりが2cm未満の場合、新たな枠に段差が生じるケースが出てきます。既存のドアが比較的古いドアの場合は段差が避けられないこともあります。車椅子を使用されている場合は、下枠を撤去し段差緩和材を施工するなど滑らかにすることが必要です。

他のデメリットは、既存のドアより大きなドアは付けられないことです。
あくまで既存の枠組みの範囲内で新しいドアを設置するため、それ以上の大きさのドアを付けたい場合は壁を壊す従来の工事方法で施工しなければなりません。カバー工法のデメリットとしては以上のようなサイズの問題があります。気になる方は現地調査にて詳しくご相談ください。

主要3メーカーのおしゃれでおすすめの玄関引き戸

現在の引き戸をリフォームしたい方、開き戸から引き戸に変えたい方、引き戸は和風で古めかしいイメージがあると思っていませんか？現在は各メーカーいろいろなデザインを取り揃えているため、モダンでおしゃれな引き戸もございます。
リフォーム玄関ドアの主要3メーカーLIXIL、YKK AP、三協アルミそれぞれでおすすめの引き戸をご紹介いたします。それぞれの特徴やおすすめポイント、機能やオプションも含めて見ていきましょう

和風の玄関ドア選びと和を取り入れるコツ

LIXIL リシェント

LIXILのリシェント引き戸の特徴は、洋風の建物にも似合うおしゃれなデザインのバリエーションが豊富なところです。
もちろん和の趣と情緒のある純和風のデザインもありますが、和の風情にモダンを融合させた和モダンなデザインから、洋風にも違和感のないおしゃれなシンプルモダンのデザインまで取り揃えています。取っ手（ハンドル）の形も選べ雰囲気を大きく変えることができます。
また、鍵の開け閉めがスマートに行える電気錠や地域に合わせた効果が期待できる断熱性能、細部までこだわりのある安心設計で作られたセキュリティの防犯性能が優れています。

電気錠

帰宅時に玄関ドアを開ける際、不便を感じる意見が多くありました。
・鍵がカバンから見つけにくい
・荷物で手が塞がり開けられない
・鍵を取り出すのが面倒
などの声から開発された電気錠です。
タイプはリモコンとカードの2種類があります。

この電気錠をお使いの方の感想は
・鍵を出さなくて良いので非常に楽
・買い物から帰宅した時の荷物を考えると助かる
・子供を抱っこしながら解錠できるので出入りがスムーズに行える
・防犯性も高く安心
などの声が挙げられおすすめのオプション機能です。

断熱性

防犯

YKK AP ドアリモ

YKK APドアリモ玄関引き戸は、伝統和風のデザインから現代和風のデザイン、和洋折衷や洋風の住宅のテイストの外観にフィットするデザインまで多彩でおしゃれなバリエーションが魅力です。
細部にまでこだわったおしゃれなデザインは上質感を演出し、カラーも全9色からお好みの色を選ぶことができます。

さらにYKK APドアリモの特徴は、安心で使いやすさを高める仕組みがあるところです。
ピッキングに強いディンプルキーはもちろんのこと室内側に3カ所、室外側に2ヶ所に錠を設けることでセキュリティに対しての安心感をアップしています。
また、障子を閉めるとすぐに鎌錠がかかるラッチ機構（オプション）が便利で、障子を閉めた際の跳ね返りを防ぎ、戸の開きっ放しを防止する機能をおすすめします。

断熱性

通風

三協アルミ ノバリス（袖付片引き戸）

三協アルミ ノバリスでは特に袖付き片引き戸をおすすめします。洋風の建物にもよく似合うおしゃれでデザイン性の高い製品です。
三協アルミ ノバリス（袖付き片引き戸）の特徴は、開口部分が最も広く有効に使える利便性と安全性です。一見、前方から見ると3枚の障子が入っているように見えますが、開けない方は1枚袖が固定されています。残りの2枚が連動して開閉するため、通常の引き違い扉より幅が広く出入りがスムーズに行えます。
車椅子利用の方やベビーカーでの出入りに最適な開口の広さを実現しているためおすすめです。

玄関ドアの袖とは？開き戸から引き戸へ変更も可能！

安全性とバリアフリー

利便性

防犯性

玄関引き戸リフォーム事例

大きなガラスの引き戸から交換リフォームでイメージを一新！

長く使用されていた引き戸の鍵が壊れてしまったことをきっかけにお問合せをいただきました。今後も引き戸をご希望でしたが、中が見えやすく開閉も重い大きなガラスドアを改善されたいとのことでしたので、格子が太いタイプのデザインをご案内いたしました。

お住まいに合う玄関引き戸の色やデザインの選び方

玄関引き戸をリフォームする場合、既存の玄関間口によって選べる玄関ドアの種類やタイプは限定されます。
しかし、サイズの規制はあっても色やデザインは自由にセレクトできます。
どのように選べばよりおしゃれに演出できるのか、選び方について見ていきましょう。

外壁や屋根との調和を意識する

玄関引き戸の色は外壁色と上手く馴染むのかが重要なポイントです。

外壁色と同系色または反対色にすることで、おしゃれに馴染み失敗は少ないでしょう。
例えば、白の外壁色であれば、玄関引き戸は白やアイボリーの同系色を選ぶか、反対色の黒っぽい色を選びます。
また、破風や屋根の色とのバランスも考えて、違和感のない馴染みやすい色を選びましょう。また、木目調の色であればどのような外壁色でもおしゃれに演出することができます。

玄関引き戸を明るい色・暗い色にした場合

明るい色の引き戸を選ぶ場合は、外壁は明るい色よりダーク調の色が似合うでしょう。その方が玄関引き戸の明るさが強調され綺麗に見えます。
白っぽい色を選ぶ場合は、泥汚れなど目立つ場合があるので注意が必要です。
また、暗い色を選ぶ場合には外壁など周囲の色目はそれほど気にすることはありません。基本的に外壁より玄関引き戸は濃い目の色を合わせると落ち着くため、暗い色目の引き戸の方が合わせやすいのです。

おしゃれと失敗は紙一重ですが、センスは人それぞれなので住む人の好みであれば問題ないでしょう。
玄関引き戸の色やデザインの選び方は、人それぞれ好みによって違います。この色が正しいということは無いので自由に選びましょう。
選び方が不安で分からない人や迷った時は、経験豊富な街の玄関ドアやさんスタッフにもご相談ください。

開き戸から引き戸へのリフォームは可能？

バリアフリーリフォームなどの理由で引き戸を検討される方も多いです。玄関ドアが現在開き戸でも、引き戸に交換することが可能です。
しかし引き戸は戸を引き込むスペースがどうしても必要になるため、間口のサイズ次第で現実的かどうかは、現場を業者に調査してもらう必要があります。カバー工法以外の方法をご提案させていただく場合もございます。まずはお問合せください。

玄関リフォームで開き戸と引き戸を変更は可能？

玄関引き戸のリフォームで一番気になるのは費用ですね。
「玄関ドア簡単お見積もり」からご希望のドアやオプションをクリックで選ぶだけで費用お見積もりが確認できます。ぜひご利用ください！