「玄関ドアが最後まで閉まらない」とお困りではありませんか？何度試しても玄関ドアが閉まらないと、どうすればいいのかわからず心配になってしまいますよね。
この記事では、
玄関ドアが閉まらない原因や、
自分でできる調整方法を紹介しています。また、
「こういった不具合があれば業者に任せるべき」といった、判断基準も詳しく解説。
最後までお読みいただけば、
玄関ドアが閉まらない原因を理解し、対策を立てることができることでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
玄関ドアが閉まらない場合、「このままだと防犯面が心配」と感じてしまいますよね。実際に住んでいる方の立場になってみると、その状態を何日も放置するのは心配です。
閉まらない玄関ドアを放置すると、実際に次のような問題や危険が生じてくるので、注意が必要です。
玄関ドアが閉まらないと鍵をかけられないので、ご心配のとおり防犯上良くありません。玄関ドアが閉まらないからといって鍵をかけずに放置するのは、「泥棒に入ってください」と言っているようなもの。
また、玄関ドアが完全に閉まりきらないと、隙間から風や外気が入ってきて、室内の保温ができません。春や秋などであればまだ過ごしやすいので大丈夫かもしれませんが、夏や冬に玄関ドアが閉まらないのは大問題です。
玄関ドアが完全に閉まらないことで起こりうる弊害として、手を挟んで怪我をする可能性があります。不具合の位置を確認する場合でも、危険ですのでドアの隙間に手を入れてはいけません。
構成しているパーツに不具合が起こり、玄関ドアが閉まらないケースがあります。不具合が出ているパーツによっては、なんとか玄関ドアを閉めることに成功しても、今度は反対に開かなくなる可能性があります。
玄関ドアが開かないと、玄関から外に出ることもできませんし、家の中へ入ることもできません。業者が来てもすぐには直らない恐れがあるので、閉まらない玄関ドアを力ずくで閉めようとしてはいけません。
玄関ドアが閉まらない場合、いくつかの原因が考えられます。こちらでは、玄関ドアが閉まらない原因をいくつか紹介します。
自分で確認できる不具合もありますので、「玄関ドアが閉まらない」とお困りの方は、トラブルシューティングに役立ててくださいね。
玄関ドアが閉まらない原因として多いのが、
丁番（ちょうばん）の歪みです。「蝶番」や「ヒンジ」と呼ばれることもあるこの部品は、
玄関ドアの開閉動作を行うために非常に重要なパーツです。
丁番は玄関ドアの開閉動作の度に動く部分ですから、経年による劣化が現れやすい場所です。
丁番の耐用年数は15〜25年ほどなので、これくらいの年数が経過していれば、丁番にガタが来てもなんら不思議ではありません。
また丁番の不具合は、経年劣化だけではなく、外部からの大きな衝撃などでも発生します。例えば、次のような原因から、丁番に不具合が起きるケースがあります。
●玄関ドアを乱暴に開閉する
●玄関ドアに体当たりする
●大きめの地震が発生した
このように、玄関ドアが閉まらない原因に心当たりがあれば、まずは丁番のトラブルを疑ってみましょう。丁番の不具合は目視で確認しやすいので、チェックしてみてください。
玄関ドアが閉まらない原因として、
ドアクローザーの不具合の可能性もあります。
ドアクローザーとは、玄関ドアの上の方に設置されているパーツです。
ドアクローザーは、玄関ドアがゆっくりと自動で閉まるようにアシストしてくれるパーツです。また、玄関ドアを開いたまま固定する役割もあります。
そんな玄関ドアの開閉に大きな役割を果たすドアクローザーだからこそ、不具合が起きると玄関ドアが閉まらなくなるケースがあるのです。特にわかりやすいのは、ドアクローザーから油が垂れる不具合です。「ただ油が垂れているだけでしょ？」と軽視しがちですが、ドアクローザーから油が垂れるのは、経年劣化で寿命を迎えているサインです。
というのも、ドアクローザーの内部には油が入っていて、その油圧により玄関ドアの開閉スピードを調節しているんです。
ドアクローザーの耐用年数は10〜15年ほどであり、寿命を迎えると油が漏れ出してくることが多いです。
ドアクローザーから油が垂れるトラブルは目視で確認できるので、玄関ドアが閉まらない場合、油が垂れていないかチェックしましょう。
玄関ドアが閉まらない原因として、ラッチの不具合が考えられます。ラッチとは、
ドアノブの動きと連動して、飛び出たり引っ込んだりする部品のこと。ラッチには、閉じているドアが風などの影響で勝手に開かないように固定する役割があります。
ラッチが飛び出たまま戻らない場合、玄関ドアが閉まらない状態に陥りがちです。玄関ドアの側面のラッチを見ながら、ドアノブを回してみてください。引っ込まないようであれば、ラッチに不具合が発生しています。
ラッチの耐用年数は、一般的に10〜15年ほど。これ以上の年数が経過しているようなら、パーツの寿命を疑いましょう。
玄関ドアが閉まらない原因として、
沓摺り（くつずり）の膨張が考えられます。
沓摺りとは、玄関ドアの下部に設置されている部材のこと。
沓摺りは稀に経年劣化で膨張することがあり、沓摺りが膨張すると玄関ドアが閉まらない場合があります。
また、玄関ドアが「閉まらない」まではいかなくても、閉めようとすると異常な音が発生することも。「キィー」「ガガガガ」など、玄関ドアが擦れるような音がしたら、沓摺りの膨張を疑いましょう。
沓摺りの膨張は目視では確認できないので、業者に相談してみなければ原因を突き止めるのは難しいかもしれません。
ここまでに紹介したいずれの不具合も発生していないのに玄関ドアが閉まらないのであれば、ドア枠やドア自体が歪んでいる可能性があります。
ドア枠やドア自体が歪んでいると、玄関ドアが閉まらなくなるのは簡単に想像できますよね。ドア枠などに歪みが生じる原因としては、丁番の時と同じく外部からの強い衝撃が考えられます。地震の後に玄関ドアの立て付けが悪くなるケースもあるので、
少しでも開閉動作に違和感を感じたら、玄関ドアを注意深く観察してみましょう。
DIY可能な応急処置と、業者に任せる場合の修理方法
玄関ドアが閉まらない場合、不具合が起きている箇所によってはDIYで応急処置できる場合があります。こちらでは、玄関ドアが閉まらない場合に、DIY可能な対処法をお伝えします。
また、「こういった不具合が起きているなら業者に任せるべき」という判断基準も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
丁番の不具合として、ネジの緩みや、丁番自体の歪みが考えられます。ネジが緩んでいるだけなら、応急処置は簡単です。緩んでいるネジを、ドライバーで締め直せばOK。きつく締めすぎないように注意してください。
丁番自体が歪んでいる場合、パーツを丸ごと交換する必要があります。丁番はホームセンターでも売られているのでDIYできそうな気がしますが、残念ながら業者に任せるべきでしょう。
なぜなら、型の合わない丁番を選んだり、取り付け方が悪かったりすると、玄関ドアはきちんと閉まらないからです。また玄関ドアはとても重いので、男性1人では作業が難しく、無理して行うとケガのリスクも高くなります。丁番の歪みを確認したら、すぐに専門業者へご相談ください。
玄関ドアが閉まらない理由の1つに、ドアクローザーの不具合がありましたね。ドアクローザーの不具合には、次のように様々な種類があります。
●部品のサビ
●アームの劣化
●内部の油が固まる
●施工不良
●etc…
ドアクローザーの不具合の種類を自分で特定するのは難しいので、まずは次の方法を試してみてください。
ドアクローザーには、ドアの開閉スピードを調節する、速度調節ネジが付いています。このネジが締まりすぎている、または緩みすぎている場合、ドアクローザーの動作がおかしくなる場合があります。
もしドアクローザーの取扱説明書がある場合は、それを見ながら調節してみましょう。ない場合は、ドアクローザー本体の側面左右どちらかに調節ネジがありますので、微調整しながら試してみましょう。
この時、ドアクローザーの速度調節ネジはほんの少し締める（または緩める）だけでOKなので、締めすぎたり緩めすぎたりしないように注意しましょう。
速度調節ネジを調節してもうまくいかないなら、ドアクローザーの交換が必要な場合があります。ネットでドアクローザーを購入すればDIYできなくもないですが、挑戦するのはDIYの腕に自信がある方だけにしましょう。
なぜなら、うまく取り付けられなくて業者に任せることになった際、部品代が無駄になる可能性があるからです。業者によってはネットで手配したドアクローザーの取り付けは行ってくれない可能性があります。
なにより、ドアクローザー以外のパーツの不具合で玄関ドアが閉まらないのであれば、ドアクローザーを交換しても意味がありません。であれば、はじめから業者を読んで原因究明から任せる方が簡単でしょう。
ドアノブを回してもラッチが引っ込まない場合、次の2つの原因が考えられます。
●サビやホコリによりラッチの動きが悪くなっている
●ラッチ内部のバネが切れている
ドア枠・ドア自体が歪んでいる場合や、沓摺りが膨張しているケースなどは、DIYで補修をするのはまず不可能です。
ドア枠・ドア自体の歪みや、沓摺りの膨張については、原因を判別することすら難しいでしょう。まずは丁番・ドアクローザー・ラッチを確認して、目で見てわかる不具合が見つからないようであれば、専門業者に現地調査を依頼するようにしましょう。
これまでにもお伝えしたとおり、玄関ドアを構成するパーツの多くは15年ほどで寿命を迎えます。そのため、15年以上が経過して玄関ドアが閉まらない不具合が発生している場合、様々なパーツにガタが来ている可能性が高いです。
どれか1つのパーツだけを修理・交換しても、またしばらくすると別のパーツが悲鳴を上げることでしょう。この“いたちごっこ”の状態になると、補修、補修でどんどんコストがかさんでしまいます。
何度も業者を呼んで部分補修すると、出張代や工賃がかさむので、玄関ドアを丸ごと交換リフォームするのもおすすめ。
「玄関ドアの交換なんて、大掛かりなリフォームが必要でしょ？」と感じるかもしれません。しかし最近では半日〜1日ほどの短時間で玄関ドアを交換できる技術が登場しているので、とても気軽に交換リフォームできるのです。
かかる費用も約20万円〜とリーズナブルであり、あまりにもハードルが高いわけではありません。それに、玄関ドアを交換するメリットは、次のようにたくさんあります。
●新しくなって見た目がきれいになる
●防犯性能がアップする
●断熱性能がアップする
●スマートキーやツーロックなどにも変更しやすい
玄関ドアを設置してから15年以上が経過している場合は、玄関ドアの交換リフォームも視野に入れてみてはいかがでしょうか？
玄関ドアの取り替えリフォーム、気になるのは費用ですよね。
まずは下の
閉まらなかったり、耐用年数の過ぎた玄関ドアのリフォームをご検討の方は、まずは街の玄関ドアやさんにお問い合わせください。お問い合わせいただく方の中には交換工事を始めて経験される方も多いでしょう。ドアの不具合による焦りと不安もあるかもしれません。電話やメールでお問合せをいただく時に「どのように伝えたらいいかわからない」「依頼の仕方がわからない」などとお困りの方でもご安心ください。無料点検で現地にて私どもが不具合を詳しく調べて施主様にわかりやすく解説させていただきます。
以下のリンクでは玄関ドアのご依頼をいただく際の方法や流れ、手順などを解説しています。
玄関ドアの交換を検討されている方は、ぜひお読みください。
まとめ
この記事では、玄関ドアが閉まらない原因や、自分でできる調整方法を紹介しました。玄関ドアが閉まらない場合、玄関ドアを構成するパーツに不具合が発生している可能性が高いです。
特に、「丁番の歪み」や「ラッチが正常に動作しない」といった不具合は自分でも確認しやすいので、玄関ドアが閉まらないのであれば、最初にチェックしてみましょう。
玄関ドアが閉まらない原因がわからなかったり、DIYでできる対処法を試してもうまくいかったりする場合は、すぐに業者へ相談する必要があります。玄関ドアが閉まらないトラブルを放置していると、様々な弊害が生じてくるからです。
玄関ドアのトラブルでお困りの際は、ぜひ当社の現地調査をご活用ください。不具合の原因を突き止め、お客様に最適な解決策をご提案いたします。
