劣化した木製ドアは交換か修理か？剥がれは補修できる？
木製の玄関ドアをお使いの方、塗装が剥げてきたり建て付けが悪くなってお困りではありませんか？塗装が剥げて色褪せた木製の玄関ドアは美観を損ね、どこか家全体を古ぼけた感じにしてしまいます。木製の玄関ドアを長い間使っていると建て付けも悪くなり、その都度調整は出来るものの、その頻度は多くなってきます。
塗装や修理にも費用がかかり何度も繰り返していると結構お金が必要になるものです。
木製の玄関ドアにメンテナンス費用を何度もかけるのであれば、いっそのこと玄関ドアを交換してはいかがでしょうか。今回は、
おすすめのスピーディでリーズナブルな玄関ドアの交換を紹介します。きっと素敵な住まいに変わります。
皆さんは玄関ドアの耐用年数をご存知でしょうか？
あまり考えたことはないのが普通だと思いますが、おおよその耐用年数は知っておいた方が良いと思います。
玄関ドアはタイプや材質によっても寿命が異なるので詳しく見ていきましょう。
玄関ドアの耐用年数をそれぞれのタイプ別に見ていくと、一戸建て住宅の金属製ドアで20〜30年、木製の玄関ドアで15〜20年、マンションのドアは25年が目安になってきます。
| 金属製玄関ドア | 20〜30年 |
| 木製玄関ドア | 15〜20年 |
お分かりのように金属製玄関ドアと木製ドアを比較すると、木製の方が劣化スピードも早く耐用年数が短くなっています。
金属製ドアは耐久性があり比較的長持ちする優れた材質であるのに対し、木製ドアは雨風に弱くドア表面の塗装の劣化と木製の材質がゆえにカビが発生することもあります。
木製は湿気にも弱いため、雨が続く梅雨時や夏の豪雨などの季節を繰り返していると劣化が早く進んでしまうのです。
小まめに塗装のメンテナンスをしていれば当然寿命は伸びますし、玄関ドアを大切に使うことは良いことでもあります。
しかし、
木製玄関ドアは何度も塗装を繰り返しても、費用をかけているにもかかわらず少しずつ見た目が悪くなってきます。また、建て付けも悪くなり調整してもまたすぐに開け閉めしにくくなることもあります。
さらに
玄関ドアに使われている部品の寿命は、もっと短いスパンで交換が必要なのです。塗装のメンテナンスをしたり丁番を調整したりして使っている木製ドア、そろそろ玄関ドア自体の寿命がきているのかも知れません。
木目が綺麗な木製の玄関ドアですが、外側は特に傷みや色褪せが目立ってきます。何とかししたいと考えていらっしゃる方は多いでしょう。
木製の玄関ドアは修理ができるのか見ていきましょう。
塗 装 ……数万円～15万円程度
シート貼り ……数万円～15万円程度
その場合は塗装メンテナンスがひとつの方法です。
木製玄関ドアを塗装するには方法が2種類あります。
木目を活かして塗装するか塗りつぶすかです。
木製の玄関ドアには本物の木目や風合いを活かし味のある表情があります。しかし、塗装をすると木目が無くなってせっかくの風合いが失われます。このような場合は専用の塗料を木製ドアに染み込ませ着色し、その後にクリア塗料で保護を目的とした塗装を行います。
そうすることで、木目を潰さずに自然な木目を活かした塗装に仕上がります。
また、表面にダイノックシートを貼って美観を取り戻す方法があります。
どちらも費用が数万円〜15万円かかり、塗装の場合はドアそのものの劣化が激しいとまた剥がれることがあるため何度も塗り直す必要が出てきます。
その度に費用がかかるので、積み重ねると結構な金額を支払ったことになるのです。
各部品修理 ……作業代 数千円～1,2万円＋部品代
木製の玄関ドアは表面の塗装が最も気になるところですが、それだけではありません。
玄関ドアには様々な部品が付いており、その細かい部品が少しずつ劣化していくこともあります。ドアが閉まりにくくなったり、反対に開けにくくなったり鍵が回らなくなることもあるでしょう。
そういう場合はドアクローザーや丁番、ラッチなどの部品の不具合が原因で起こります。これらの部品は、玄関ドアを開け閉めするたびに衝撃が加わり、必然的にドア本体よりもダメージが大きく壊れてしまう可能性が高いのです。
ドアクローザーや丁番、ラッチの交換であれば、商品にもよりますが数万円程度の費用で交換が可能です。
しかし、木製の玄関ドアは金属製のドアとは異なり、雨が当たったり湿気を吸い込むことで膨張と伸縮を繰り返します。そのため木製のドアは反りが生じたり変形したりするのです。
そのような状態になれば、いくら部品を交換したとしても上手く噛み合わずに元には戻らないこともあります。
木製ドアがこのような状況になり、メンテナンス費用をかけることを思えば、いっその事少し料金を足して玄関ドアそのものを交換した方が、将来的にメンテナンス費用が必要なくなります。
また、見た目も良くなり家が明るく美しくなるでしょう。
玄関は人が一番に目につく場所でもあり、家の顔と言っても良い場所なのでいつも綺麗な状態にしておきたいですね。玄関ドアを交換するだけで雰囲気もガラッと変わるので、古くなった木製の玄関ドアをお使いの方は検討してみてはいかがでしょうか。
それでは木製玄関ドアを交換した場合の費用の相場はどれくらいなのでしょうか。
もちろん新しく選ばれるドアのグレードによって価格は様々ですが、一般的に20〜50万円が平均的な相場になります。
玄関ドアの各メーカーもデザインのバリエーションが豊富で、コストを抑えた商品から断熱性能の高いドアや電子キーのオプションが付けられる商品など、たくさんの中から選ぶことができます。
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玄関ドアを交換する工事はカバー工法が主流になっています。
以前のように壁を壊さないと玄関ドアの交換が出来ないわけではありません。
玄関ドアのカバー工法とは、
既存のドアの枠を残したまま、その枠の上から被せるように新しい枠を取り付けます。そうすることで、壁を壊さずにドアの交換ができるのです。新しい枠がしっかりと固定できれば、あとは扉を取り付けるだけで完成です。
今の主流の施工方法であるカバー工法は、
最短1日あれば十分に施工できる簡単な工事内容で済むのです。まれに既存の玄関ドアの状況により床の段差が大きくなる場合は、専用の部材でその段差を軽減する工事をすることもあります。
カバー工法の最大のメリットは工事の速さですが、
工事が速いということはそれだけ人件費も安くなるのでトータルコストを最も安くできる工法といえます。
玄関ドアを木製にした理由として、木の暖かみや風合いがお好みの方も多いと思います。
木製のイメージを崩さずに交換したい場合は、金属素材であっても木目を綺麗に表現している玄関ドアがあるのでおすすめです。一部をご紹介します。
●YKK AP ドアリモ E01
素朴で暖かみのある洋風のデザインが可愛らしい玄関ドアです。
カラーも個性的な色目が多く、特にアイスブルーノーチェやココナッツチェリーなど、
他には無い珍しいカラーバリエーションが揃っています。オプションの電子錠は、
話題の顔認証キーが選択できます。
●LIXIL リシェント D41
外観は綺麗な木目調で、小窓のガラス部分にアイアン調のデザインが施されおしゃれです。
ガラス部分の開口部からは熱が逃げやすい傾向があるため、
ガラスの構造にも断熱性を重視しています。ガラスは高断熱複層ガラスで、気になる断熱性も確保できて安心です。
また、オプションで
今人気のスマートロックシステム「FamiLock」も選ぶことができます。カードキー・リモコンキー・タグキー・スマートフォンで施解錠が行え、大変便利なオプションです。
●三協アルミ ノバリス C11
こちらの玄関ドアも綺麗な木目で、
ナチュラルな木の雰囲気が好きな人には良いのではないでしょうか。特にシルキーノーチェの白っぽい木目は、周囲の目を引くエレガントでキュートなドアです。小さな小窓に付けられたアイアン調のデザインも可愛らしさを表現していますね。
カラーバリエーションも豊富で、ライトカラーからダークカラーまでのラインナップを揃えています。
オプションも
ワンタッチで施解錠ができる「電子錠e・エントリー」で簡単で便利な機能を選ぶことができます。
花模様の彫りが入ったお洒落な木製ドアですが塗装がすっかり剥げ、すき間風もありました。同じ色調の木目ドアで違和感なく交換リフォーム。
（YKK AP N09マキアートパイン）同時にライトも新しいものに替え玄関が明るい雰囲気になりました。断熱ドアでもう寒くありません。
ドアが歪んで開け閉めのたびに床と擦れていたそうです。木製の表面もだいぶ剥がれていました。 交換とともに上部のランマを無くすことでドアを大きく、ダークカラーの引き締まった堂々とした印象の玄関になりました。
玄関ドアを交換することで、生活が楽しく便利になり快適な暮らしを手に入れることができます。
皆さんが今使っておられる鍵はどのようなタイプですか？
昔からあるような刻みのあるタイプの鍵でしょうか。また、木製玄関ドアの錠前は、丸いドアノブやサムラッチ式が多いため今では使いにくくなっているのではないですか？
今は人気急上昇の電子キーが主流になりつつあり、
リモコンで操作ができたりハンドルのボタンをタッチするだけで施解錠ができたりする非常に便利なシステムになっています。商品によっては、ドアに一切指も触れずに顔認証で施解錠ができる玄関ドアもあります。車の施解錠と同じような感覚で、玄関ドアも開けたり閉めたりできるシステムは、たくさんの荷物を持っている時などにも
カバンやポケットから鍵を出し入れする必要がありません。リモコンを身に付けているだけで、あとは指一本や顔をかざすだけで施解錠が簡単に行えます。
高齢者や小さなお子様でも手軽に扱える簡単便利なシステムです。
ピッキングといって鍵穴に道具を差し込み鍵を開けて侵入する空き巣の手口があります。
木製玄関ドアのシリンダーはタイプ的に古いものが多く、空き巣にとっても狙いやすく犯罪に繋がりやすいといえます。
しかし、今はディンプルキーが主流で複雑な鍵穴のため容易にピッキングができません。
玄関ドアを交換することで、防犯性が上がり安心して外出ができるようになるでしょう。
木製玄関ドアは木製の特徴である伸縮が発生するため、歪みが出やすく気密性が失われやすくなります。
しかし、最近の玄関ドアは
断熱性能が高く気密性があります。寒い冬の季節には、玄関ドアの隙間から冷気が入ってきていませんか？最近の玄関ドアの性能向上で隙間が少ない構造とドア自体の断熱性能が上がっています。
ただでさえ冬の玄関は寒い場所なので、
気密性がアップされたことで快適な空間が実現できるでしょう。
近年の玄関ドアは基本的に金属製で、軽量で耐久性のあるドアが主流になっています。
木製の玄関ドアも独特の風合いがあって素敵なのですが、やはり木製だけに塗装などのメンテナンスが必要です。
その点、金属製の玄関ドアは木製ドアに比べるとメンテナンスは少なく、ドアクローザーやラッチなどの調整をする程度で済みます。
メンテナンスが楽になるのも玄関ドアを交換するメリットではないでしょうか。
木製の玄関ドアは独特の味わいがありこだわって選んだ方やずっと使用していてなじみ深い方も多いでしょう。
しかしだんだんと見た目が悪くなるとともに使いにくくなっているのではないでしょうか。
玄関ドア交換は以前よりもずっとお手軽・低価格で選べるようになりました。
これからも長く住み続けるお住まいであれば、この機会に玄関ドアを新しくしてみてはいかがでしょうか。ご家族の皆様も新しい見栄えの我が家にきっと喜ばれるはずです。
「こんな色合いの玄関ドアが良い」
「この機会にタッチキーにしてみたい」
「寒くない玄関にしたい」
玄関ドアに関するお悩みをお聞かせください。ぴったりの玄関ドアリフォームをご提案いたします。
劣化した木製ドアは交換か修理か？剥がれは補修できる？まとめ
木製の玄関ドアは塗装や建付け調整などで使い続けることもできますが、その分
メンテナンス費用もかさんでくるでしょう。古い玄関ドアは
防犯面からも不安があります。玄関ドアを丸ごと交換して、玄関を明るく一新させるだけでなく、日々のお悩みも解消しましょう。
現地調査とお見積もりは無料です。まずはご相談ください。
