玄関ドアを開く方向は右？左？どちらが良いかを決める10のポイント
普段日常的に使っている玄関ドアですが、
開く方向に違和感を感じていませんか？そろそろ古くなった玄関ドアを取り替えたいと思っている方は、この機会にどちらに開くのが便利なのかを確かめておきましょう。
実は、
玄関ドアをリフォームする場合、開く方向を変えられることをご存知でしょうか。簡単な方法で新しいドアに交換して、開き方も変えてしまうことができるのです。
しかし安易に変えてしまって「やっぱり元の開き方の方が良かった」となってはいけません。判断基準を間違えないようにすることが大切です。
・玄関ドアの開く方向に不便を感じている・玄関ドアのリフォームで開き方を変えようか迷っているこのような方に、
玄関ドアの開く方向の意味や決め方などについて紹介していきます。きっと、どちらの開き方が良いのかが見えてくるはずです。ご参考にしてください。
玄関ドアを開く方向はリフォームすることで変更が可能です。
私たち街の玄関ドアやさんでも、現地調査の際に「開く方向を逆に出来ますか？」と聞かれることが稀にあります。
皆さんは家を購入するとき、玄関ドアの開く方向を気にしておられたでしょうか。注文住宅なら設計段階で、こちらに開く方が便利で使い勝手がいいですよと担当者が打ち合わせで説明してくれます。そう言われると、自分たちでもどちらに開く方が使いやすいか考えて決めますよね。
しかし、完成している建売住宅の場合は、家を購入した後、住んでみたら開く方向が不便で使いにくいということも少なくありません。
もし、
今の開き方から左右を変えたいとお考えなら、簡単でリーズナブルな「カバー工法」での玄関ドアリフォームをおすすめします。カバー工法は、
ほぼ1日で完成する簡単に玄関ドアの交換ができる工法です。既存の玄関ドアの枠の上から新しい枠を被せるように施工するため、工事内容が簡単で短時間で完成させることができます。従来のように、壁を壊して取り替える大掛かりな工事方法ではないため、費用も安くリーズナブルです。
各メーカーの玄関ドアのカタログには、開ける方向が片方しか載っていない場合が多いのですが、実は、
右開き、左開きのどちらでも施工することが可能です。今の玄関ドアの開き方が不便だと思っておられる方はこのチャンスに開き方を変えてみましょう。
玄関ドアを開く方向は、必ずどちらが良いとか、どちらでなくてはいけないということはありません。
玄関ドアの開き方を変えた方が良い？どっちが便利？とお悩みの方へ、右開き、左開きの決め方を解説していきましょう。
室外側から見た時に、丁番が右に見える場合は右開き（右勝手）です。
右開きの玄関ドアは、ドアハンドルが向かって左に付いており右方向に向かってドアが開きます。
右手でドアハンドルを持って開けるということになります。
反対に室外側から見た時に、丁番が左に見えるのが左開き（左勝手）です。
左開きの玄関ドアは、ドアハンドルが向かって右に付いており左方向に向かってドアが開きます。
左手でドアハンドルを持って開けるということになります。
どちらも
室外側へ開く外開きの玄関ドアということを忘れないようにしましょう。
前面道路から玄関ドアまでの動線をまずは考えてみましょう。
家族が帰宅する際に道路から玄関ドアの動線を考えた場合、入りにくい玄関ドアの開き方になっていませんか？
道路から玄関ドアまでの動線が、ほとんど真っ直ぐであればどちらに開いても良いということになりますが、右から入ってくるのか左から入ってくるのかで開き方は変わってきます。
つまり、
玄関ドアより右から入る場合は右にドアハンドルがある左開きが入りやすく、左から入る場合は、左にドアハンドルがある右開きにするとスムーズに室内へ入ることができます。道路から玄関ドアの動線をどのような角度で歩いてくるのかを想像して、
スムーズで流れるように室内に入ることができる方向を選択しましょう。
車で通勤されていたり、買い物など車をよく利用される方にとっては、駐車場から玄関ドアへの動線も重要になります。
道路からの動線と同様に駐車場から玄関ドアへ歩くのに、どちらの方向から入るのかで開き方が変わります。
もし、道路から玄関ドアが正面に見える一般的な配置であれば、駐車場から入りやすいように玄関ドアの開く方向を選べば良いでしょう。
玄関ポーチは家によって大きさや広さは様々です。
玄関ドアの開き方を考える場合は、玄関ポーチの広い方へ開くようにするのが使いやすいドアといえます。
つまり、
玄関ドアを開いた時に狭い空間から入るより、広い空間から入った方がスムーズということです。特に
雨の日など傘をたたんで入る場合や、大きな荷物を持って入る場合などを考えれば、どちらに開けば入りやすいかは分かりますよね。
玄関ドア付近に壁がある場合は、その壁に向かって開くのが使いやすいドアです。
玄関ポーチの広さも左右変わらない場合は、壁がある方へ開くようにしましょう。
壁の無い開放的でオープンなスペースから入る方が入りやすいということになります。
玄関ドアと道路が近い場合、道を歩いている人の視線が気になることがあります。
玄関ドアを開けたら、家の中まで丸見えになるのは嫌なものですよね。
そのような場合は、玄関ドアを開けた時に道路側に開くようにしましょう。
開いたドアが目隠しとなり道路からの視線を遮ります。
この場合、道路からの動線を考えると反対方向の開き方になります。
動線を重視して入りやすさを優先するか、道路からの視線を遮ることを重視するのかはその家の状況と住む人の考え方で決めましょう。
道路からどれだけ離れているかにもよりますので、どちらが正解というわけではありません。
家の状況や家族の意見に応じて決めるようにしましょう。
玄関の呼び鈴がなって来客を出迎えるとき、ドアを開けてみたけれど誰も見えない…。そんなことになってはお客様に失礼ですし、防犯面でも問題です。来客対応時のこともシミュレーションして開く方向を考えてみましょう。
来客の多い家庭では、入りにくい玄関では印象も悪いですよね。
玄関はお客様を迎える入り口でもあるので、やはり使いやすい開き方でなければいけません。道路からの動線、開く方向がオープンなスペースになっているかなど考えて開く方向を選びましょう。
玄関ポーチのライトは、
ドアハンドルのある方向に設置するのが一般的です。オープンなスペースからドアを開けて室内へと入るわけなので、そこを照らしてくれないと鍵も開けにくいことになります。
これまでと開き方を逆にする場合は意外と盲点になりますので忘れずに。また、
玄関ドアを開けたとき、扉にライトがぶつかるようなことがないようにしましょう。
住んでいる地域によっては強風が吹くことが多い場所もあります。
玄関ドアは、引き戸と違って開けた瞬間に風に煽られてしまうことも少なくありません。
一気に開いた玄関ドアは、ドアストッパーに激突して傷ついてしまうこともあるでしょう。
強風に対しては、開けた時に風で持って行かれないような開き方の方が良いかも知れませんが、反対に閉まる方向に風に押されると小さなお子様などは指を挟んで怪我をするリスクもあります。
地域によって強い風がどのような方向で吹くのかを考えて、玄関ドアの開く方向も考えていくと良いでしょう。
ポストやインターホンの位置も案外気になるところです。
インターホンが鳴って外へ出る時、玄関ドアを少し開けた状態でインターホンのあたりが見えればすぐに対応ができます。
郵便屋さんの書留や宅配便などの荷物も、その方向に開く方が取りに行きやすいといえます。
細かいことは考えずにシンプルな考え方で、利き腕で開けるという方法もあります。
当然のことですが、利き腕の方が力は強く開けやすいのは間違いありません。
日本人の多くは右利きで約90％を占めています。
そのため、利き腕を優先するのであれば右開き（右勝手）の玄関ドアを選ぶことになります。
このように玄関ドアが右開きが良いのか、左開きが良いのかは様々な条件や考え方によって異なります。
こちらに紹介した10のポイントを判断基準の参考にして、どちらに開くのが良いのかを選択しましょう。もし迷ったときはご相談ください。これまで何件もの玄関を見てきた専門スタッフが状況を拝見しアドバイスさせていただきます。
玄関ドアをリフォームで新しくすることには他にもたくさんのメリットがあります。
例えば、古くなった玄関ドア、鍵が回しづらく悪くなっていませんか？玄関ドアの交換で
鍵も新しく、従来の手動キーからスマートキー（電子錠）に変更することも可能です。車のキーのように、リモコンキーをポケットやバッグに持っていればワンタッチで施錠や解錠ができるのです。
また、
YKK APの玄関ドアには顔認証機能が付けられる玄関ドアもあります。ご興味のある方は業者に相談しましょう。
さらに、長年使用している玄関ドアは断熱性能が低く玄関が寒くて仕方がない、ということも。
断熱性能をアップしたい場合、また玄関が暗くて採光を取り入れたい場合なども、玄関ドアの交換リフォームでお悩み解決が可能です。新しい玄関ドアにリフォームすることで、開く方向を変えられることだけではなく、便利で安心安全な機能も一新できるというメリットもあるのです。
このように
玄関ドアが新しくなると家そのものの性能がレベルアップし、見た目も綺麗にリフレッシュすることができます。この機会に玄関ドアを替えてみてはいかがでしょうか。
玄関ドアをリフォームしたい、でも費用はどのくらいかかる？
一般的に玄関カバー工法の相場は20～50万円程度といわれます。
まずは以下の「簡単お見積り」で確認してみてください。希望のドアやオプションを選ぶだけでその場で価格の目安が分かります。
（ドア写真の方向は全て統一ですが、ご希望で左右を変えることが可能です。）
築40年以上、古くなった木製ドアを交換いたしました。建付けが悪くなりすき間もできて開け閉めがしにくくなった玄関ドアです。鍵も硬くなっていました。
今回はできるだけ費用をかけずにリフォームしたいとのご希望で、ランマや袖部分は残し扉部分のみを交換いたしました。開く方向も変更し、より便利にお使いいただけるようになりました。
「玄関ドアを内開きにできますか？」申し訳ございませんが、
街の玄関ドアやさんでは内開きドアへの対応はできかねます。日本の玄関ドアは、外開きがほとんどで内開きはあまり見かけませんよね。
その理由の一つに、
日本人は靴を脱ぐ習慣があるため靴を置いておくスペースや靴の脱ぎ履きをするスペースが必要になります。玄関ドアが内開きだとそのスペースにドアが侵入してくるため、置いている靴が邪魔になったり靴を履いている時にドアと干渉してしまったりするからです。
外国では靴のまま家に上がることが多いので、生活スタイルの違いから内開きがほとんどなのです。
日本に多い外開きの玄関ドアは、開閉時に雨風が入りにくい、災害時でも押してドアを外へと開くため外に脱出しやすいというメリットがあります。このような観点から日本の住宅は内開きではなく外開きの方が選ばれるわけです。
「玄関ドア交換を機にランマをなくしたい」
「袖のサイズを変えて間口を広くしたい」
このようにランマや袖のサイズや有無を変えることも可能です。
玄関ドアに袖や子扉、ランマなどが付いていることは多いです。
しかし実際、親子ドアにしていても、あまり子扉を開けて使ったことがない方も多いのではないでしょうか。ランマも玄関のあかり取りとしてドアの上に付いているけど、本当に必要なのかという疑問もあるでしょう。
玄関ドアに採光が取れるタイプのドアもあり、特に親子ドアでなくても良いのではと思っておられる方も多いはずです。
もっとシンプルにドア1枚にしたいという方は、玄関ドアリフォームによってこれらを無くすことも可能です。また、袖や子扉、ランマのサイズを小さくすることもできます。
現在の開口部が特に狭いと感じている方には、撤去することもサイズを変更することもできるのでご相談ください。
さらに、反対に袖や子扉、ランマを新設することも可能です。しかしこの場合は、それだけの有効サイズがなければできない場合もあります。ご希望を伺い、現場を調査した上で変更可能か確認いたします。
玄関ドアを開く方向は右？左？どちらが良いかを決める10のポイントまとめ
玄関ドアを開く方向が気になっているなら、交換リフォームで左右の変更が可能です。左開きと右開き、どちらが良いのかは以下のようなポイントを参考にご家族で話し合ってみてくださいね。
1．道路から玄関までの動線 2．駐車場から玄関までの動線 3．玄関ポーチの構造 4．玄関ドア付近の壁 5．目隠しとして 6．来客時の対応 7．ライトの位置 8．風の影響 9．ポストやインターホンの位置10．利き腕
玄関ドアの交換リフォームなら
ほとんどの場合1日で工事が完了！お手軽なリフォームとして注目を浴びています。お悩みやご希望をお伺いしどんなドアが良いかご提案させていただきます。
