台風時など風が強いときに、
玄関ドアが風にあおられ驚いたことはありませんか？
玄関ドアを持つ手が急に制御できない状態になると、とても恐いですよね？
あおられるだけならまだしも、場合によっては
人やものにぶつかり、ケガをしたり壊れてしまったりすることも珍しくありません。
このような現象はおもに玄関ドアが古い場合に起こることが多いですが、対策を施すことでその多くが防げます。
今回の記事は、
玄関ドアを強風から守るためにはどうすればよいか、詳しくご紹介したいと思います。
強風は、台風などの自然現象によって発生するため、私たちの意図で発生を押さえたり、避けることはできませんよね。
強風が発生したとき、建物の中で最も影響を受けやすい部分のひとつが玄関ドアです。
玄関ドアに直接強風が吹きつけることはもちろん、強風で飛ばされた石や木の枝、さらにはお店の看板などが飛んでくることがあると破損する原因にもなります。
また玄関ドアを開けた瞬間に激しい風にあおられて、急に閉まって指を挟んだり、あるいは外壁に激突して破損したりすることもあるでしょう。
外部からの飛来物による被害を避けることは難しい部分もありますが、対策を施しておくと強風で玄関ドアが制御不能になることは防止できます。
●ガラスの割れ・表面のへこみ
飛来物によりガラスが割れたり、あるいは表面がへこんだりすると、栄えも悪く第三者にもよい印象を与えません。
●片付け時のケガ
破損した玄関ドアを片づけるとき、ケガをしてしまうなど二次被害へと拡大するような事態が起こると、精神的なショックは膨れ上がりますよね。
●防犯への影響
玄関ドアの老朽化が進行すると防犯が疎かになってしまうこともあり、強風対策どころか日常生活にも悪影響を及ぼしかねません。
このように強風対策は、日常生活の安全性や快適性を守るうえでも欠かすことはできないものです。
台風が近づいた時はもちろん、普段からも自宅の玄関ドアに適した強風対策を検討しておきましょう。
強風が玄関ドアへ及ぼす影響にはさまざまなことが考えられます。
考えられるおもな影響は以下の通りです。
台風時は、強風にあおられていろいろなものが飛んでくることがあります。
もし石や大きな木の枝、大きなゴミなど固いものが玄関ドアにぶつかった場合は、へこみなど大きなキズがついてしまうことは避けられません。
もしガラスがはめ込まれているタイプの玄関ドアであれば、割れてしまうこともあるでしょう。
破損するとそこから雨水が浸入し、家の中が水浸しになる危険性も考えられます。
そして最も気を付けなければいけないことは、破損したガラスなどを処分しようとしたときにケガをしてしまうことです。
ケガをすると、玄関ドアの破損どころではなくなってしまう可能性があり、またそれ以上に精神的なダメージを負うことがあるかもしれません。
玄関ドアの破損があったとしても、ケガだけはしないよう十分に注意して対応しましょう。
強風で飛来したものによる影響だけでなく、風そのものが玄関ドアに吹き付けることで建てつけが悪くなることがあります。
建てつけの悪い玄関ドアをそのままにしておくと隙間風が発生し、室内温度に大きな影響を及ぼします。
これは気密性が悪化するということで、建物の断熱性を損ねる重大な原因にもなる現象です。
いくら建物の断熱性を高めても気密性が十分でないと、機能を発揮することはできません。
隙間風によって部屋の温度が安定しないと、空調効率は低下して光熱費の増加につながるでしょう。
また隙間風は、甲高い大きく響く音を立てますが、これはあまり気持ちのいい音ではないですよね。
そのため人によってはとても気になり、自宅であっても落ち着かなくなることがあるかもしれません。
強風の影響を受けた玄関ドアは、開閉時の動作が悪くなってしまうことがあります。
玄関ドアが強風によって振動すると、部品を固定しているビスなどが少しずつゆるみ、それらは動作の妨げる原因になり、損傷や劣化を促します。
玄関ドアの動作不良は、日常生活の行動に支障をきたしてしまうことになるでしょう。
また強風で受けたダメージを放置し症状が拡大してしまうと、いざ修理をしようとしたときには費用負担が大きくなる可能性があります。
玄関ドアは自宅の大事な顔であり防犯の要です。
家族が安心して長く使用するためにも、台風が過ぎた後はダメージチェックをして必要に応じてメンテナンスを行いましょう。
玄関ドアの強風対策として有効な方法についていくつかご紹介したいと思います。
おもな強風対策は以下の通りです。
台風などの強風時に、玄関ドアに影響を及ばないよう行動に配慮する方法です。
●ドアノブをしっかりと握って動きを制御する
●ドアを閉めた後、不用意に開いてしまわないようラッチのかかりを確認する
これらの方法は、意識して取り組まないといけません。
また、強風時にはそもそも外出を控え、しっかりとロックして玄関ドアの使用を避けることも十分な効果を発揮するでしょう。
台風など強風の発生時には、玄関ドア付近にはなるべくものを置かないようにしましょう。
例えば植木鉢が玄関ドア付近に置いてある場合、強風にあおられて玄関ドアにぶつかったり、逆に玄関ドアが風にあおられて植木鉢に当たったりすると非常に危険です。
台風が近づいてきたら、玄関先に置いてあるもの物は片づけるようにし、移動できないものはカバーやロープなどで固定して動かないようにしましょう。
玄関ドアのふち部分やドア枠には、ゴムパッキンが装着されていることが一般的です。
ゴムパッキンは、玄関ドアを開閉する時の衝撃を和らげたり、隙間風や音漏れを防いだりするなど、重要な機能があります。ところが玄関ドアの
ゴムパッキンは経年とともに劣化しやすく、本来の機能を徐々に発揮できなくなります。
劣化したゴムパッキンは、
ホームセンターなどで市販されているものを買って来て自分で取り換えることも可能です。
しかし一般の人にとっては、ミリ単位の計測が必要になるなど付け替えに手間取ることもあるかもしれません。もし
取り換えが難しい場合は、リフォームの専門業者に依頼して取り替えてもらうようにしましょう。
長年使用している玄関ドアは、開閉を繰り返すことでどうしてもネジがゆるんでしまいます。
ネジがゆるむと建てつけが悪くなり、強風時には風を容易に侵入させたり、場合によっては不用意に開閉したりすることもあります。
ドアが風であおられ突然開いてしまうとケガや玄関ドアの破損につながるため、たいへん危険です。
台風前には、玄関ドアのネジがゆるんでいないかチェックするようにしましょう。
玄関ドアのネジは、道具を使えば自分で調整できます。
強風対策として、玄関ドアのネジがゆるんでいれば固定するなど定期的に自己チェックをしてみてもよいでしょう。
玄関ドアが古く、十分な機能を果たすことが期待できない場合、
新しい玄関ドアに交換することを検討してみてもよいでしょう。玄関ドアの交換リフォームは、それほど難しい工事ではありません。
既存のドア枠の上の新しい枠を取り付けて設置する
「カバー工法」なら、工事はわずか1日で完了します。
しかも、断熱性や遮音性、あるいは採光、採風など新しい機能を付加することも可能です。
強風対策として最も確実に効果を発揮する方法は、玄関ドアの交換リフォームといってもよいでしょう。
「玄関ドア交換リフォームにはどれくらいの金額がかかるの？」
玄関ドアリフォームの際、以前は壁を取り壊し（はつり）、新しく作り直す必要があったため大掛かりで費用も掛かる工事でした。しかしカバー工法が可能になった今、非常にリーズナブルに玄関ドア
選べる扉のデザインも多様です。以下の「簡単お見積もり」から扉のタイプや鍵の種類などをクリックで選ぶだけでリフォームにかかるお見積もり価格がすぐに分かります。
強風対策として有効なもののひとつに、玄関ドアの上部に
ドアクローザーを設置する方法があります。
ドアクローザーは、玄関ドアを安全に使ううえで重要な機能を備えているため、設置しておくと安心です。
ドアクローザーを設置することで得られる効果を以下にまとめました。
ドアクローザーで玄関ドアの開閉スピードを調節しておくと、強風にあおられたときに玄関ドアが勢いよく閉まろうとするのを防ぎます。
そのため、突然閉まったドアに指を挟んでケガをするようなことはなく、また周辺のものに激しく衝突することも避けられるでしょう。
ドアクローザーは「ストップ機能」があり、玄関ドアを開けたまま自由な位置で固定しておくことが可能です。
玄関ドアを開けて、開いた状態でストップするようなら、「ストップ機能」が付いていると判断できます。
ドアクローザーのストップ機能には「外装式」と「内装式」の2種類がありますが、これらの違いはストップ装置が付いている位置が異なるという点です。
・「外装式」のストップ装置は、アーム部分にあるため調整も簡単に行えます。
・「内装式」のストップ装置は、本体部分に内蔵されていることから、一旦本体部分を取り外さなくてはいけないなど調整に手間がかかる点では注意が必要です。
「ストップ機能」の調整角度は、「外装式」で約70度から180度、「内装式」で約85度から180度となります。
ドアクローザーは長い間使用しているとネジがゆるんだり、油漏れが発生したりすることがあります。
開閉スピードを調整したい場合や、ストップ位置を変えたい場合など、方法を知っていれば簡単な道具で対応できます。
油漏れの場合はドアクローザーを交換する必要がありますが、これも簡単な道具でできる作業です。
ただし作業が面倒だという人や、よくわからないという人は、迷うことなくリフォームの専門業者に依頼するとよいでしょう。
また新規にドアクローザーを付けたい場合は、適正な調整が必要になることからもプロが施工することをおすすめいたします。
「バックチェック機能」とは、強風などで玄関ドアに急激に力が加わったとき、勢いよく開くことを防ぐ機能です。
通常のドアクローザーは、勢いよく閉まることを抑制する機能は標準的に搭載されていますが、「バックチェック機能」は逆方向の開く動きにも対応できます。
ただし「バックチェック機能」は、すべてのドアクローザーに装備されている機能ではありません。
もし自宅のドアクローザーに「バックチェック機能」をつけたい時は、リフォームの専門業者へ相談してみるとよいでしょう。
玄関ドアの強風対策には引き戸にすることもおすすめです。
引き戸は前後に開閉する開き戸と違って、強風にあおられ勢いよく開いたり、あるいは風圧でドアが開かなかったりすることがありません。
強風が原因の事故はきわめて起こりにくいことから、引き戸にすることは強風対策として高い効果を発揮するでしょう。
またドアクローザーを設置する必要もないなど、手間をかけずに安全性が確保できることも大きな利点です。
そして引き戸は、強風対策以外にも多くのメリットがあります。
例えば、以下のような点です。
●バリアフリー対策に効果的
●荷物の出し入れが簡単
●採光ができる
強風対策でなくてもこれらの機能を追加したい場合は、引き戸への交換を検討してみてもよいでしょう。
強風対策や不具合・故障などによって玄関ドアリフォームをご検討の方は、まずは街の玄関ドアやさんにお問い合わせください。お問い合わせいただく方の中には交換工事を始めて経験される方も多いでしょう。ドアの不具合による焦りと不安もあるかもしれません。電話やメールでお問合せをいただく時に「どのように伝えたらいいかわからない」「依頼の仕方がわからない」などとお困りの方でもご安心ください。無料点検で現地にて私どもが不具合を詳しく調べて施主様にわかりやすく解説させていただきます。
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玄関ドアの交換を検討されている方は、ぜひお読みください。
まとめ
玄関ドアは経年とともに必ず劣化します。しかし劣化状況に応じて適切にメンテナンスすることで、長く快適に使用できます。
もし自宅の玄関ドアの機能が不足していると感じている場合、あるいは性能アップを図りたいと思っている場合には、玄関ドアの交換リフォームが最も適しているといえるでしょう。
玄関ドアの交換リフォームは、手っ取り早い方法でありながら、十分な効果を確実に得ることが可能です。また玄関ドアの強風対策を検討しているのであれば、ベストな対策はどのような方法なのか現地調査でチェックすることができます。
現地調査をもとに検討を重ね、家庭ごとのニーズと住環境に適した方法を導き出すことが重要です。
弊社でも現地調査を随時受け付けております。
強風対策や玄関ドアの不具合などでお悩みの方は、現地調査の依頼やお見積りなど、お気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
