吹田市にて暑さ寒さの原因になる大きな単板ガラスを使用した玄関引違い戸の交換
お客様がお使いの引き戸はガラス部分が大きく取られた玄関引戸でした。ガラスは単板ガラスを使用していた為、冬になれば玄関がかなり寒く冷たい冷気も玄関から入って来るとの事でした。
アルミ製の引き戸は熱伝導が激しくなりますので、玄関が冷えていたのも当然の結果と言えますね。
更に経年劣化により引戸の開閉も重くなってきていたので玄関引戸カバー工事をご提案させていただきました。
ガラスの大きな引き戸は、デザインの古さもお客様は気にされていました。
デザインはまだしも、確かにこの大きな面のガラスは防犯面でも大変良くないと思われます。
また築年数が古いため建物に歪みがあり建付けも悪い状態で鍵もかけづらくなっていましたので防犯面の性能も高い玄関引戸をご提案させていただきました。
玄関引戸カバー工事作業開始です。まずは
引戸
本体とランマ部の硝子を取り外し、その後、ランマ無目を電動のこぎりで切断します。新規のドア枠を既存のドア枠の内側に付けるにあたり干渉しそうなものを全て撤去します。
新規ドア枠を既存枠の内側に取付けしていきます。レーザー墨出し墨出し器で平行、垂直を計測し歪みの無い様真っ直ぐに取付していきます。年数の経った玄関枠は多くの場合歪んでいます。しかも今回はお客様自身も感じられていましたが歪みが強く見られましたので、新しいドア枠と既存のドア枠の間が四方で同じ幅になるように専用のスペーサー部材を挟み込んで慎重に行っていきます。
枠が取り付け終われば引戸本体を建て込み開閉のテストを行います。動きが重くないか鍵が掛かりにくくないかなどを確認します。
開閉テスト後古い枠と新しい枠の隙間を防水の為
コーキングで埋めていきます。後に取付ける
外額縁にもコーキングを行いますが、この工程でもコーキング処理をして、厳重に防水効果を得られるようにします。
既存枠を覆う外額縁を取り付ければ、既存枠とコーキングの部分はすっぽりと隠れることになり。玄関の見た目もだいぶ立派になりますね。
外額縁を取り付けたら外額縁と外壁の取り合い部分をコーキング処理し、二重の防水効果を得ます。
コーキング処理が終われば最後に引戸と鍵の動きを再度確認します。
確認が終われば作業完了です。
新しい玄関はガラス面も小さくなりスマートな印象に変わりました。YKK APの複層ガラスを使用した引き戸を選ばれました。
冬は「冷気の浸入」「暖気が逃げる」のを抑え、夏は「暖気の浸入」や「冷気が逃げる」のを抑えてくれます。また、室内と室外の温度差で生まれる結露の発生を抑えることも可能です。こういったガラスの使用は省エネにも効果的で大変断熱性能に優れています。
そもそも玄関や窓から逃げるエネルギーは住まい全体の50%以上にもなるというので、長い目で見ても大変お得になるドア交換だったと思います。ランマも無くして引戸も高くなり見た目も立派で開け閉めも大変楽になったとおっしゃっていただきました。