新築住宅の玄関は「ドア」か「引戸」か。 選ばれる理由を専門家が解説
こんにちは、街の玄関ドアやさんです。
新築住宅の玄関を計画する際、多くの方が最初に悩むのが「ドア(開き戸)にするか、引戸にするか」という選択です。
玄関は毎日必ず使う場所であり、一度決めると簡単には変えられない部分でもあります。
この記事では、新築住宅の玄関でドアと引戸がどのように選ばれているのか、それぞれが選ばれる理由と注意点を、専門家の視点で整理して解説します。
新築住宅の玄関は、ドアと引戸のどちらが選ばれているのか
新築住宅の玄関では、片開きドアや親子ドアといったドアタイプが幅広く採用されており、引戸は間取りや暮らし方に合わせて選ばれるケースが中心です。
ドアと引戸の採用割合を細かく示した公開データは限られていますが、住宅会社や住宅情報サイトの解説でも、多くの場合「ドアを基本に、条件が合えば引戸を検討する」という流れで紹介されています。
大切なのは、割合の多い少ないではなく、ご自身の暮らし方にどちらが合うかという視点です。
それぞれが選ばれる理由を知ることで、後悔のない選択がしやすくなります。
気密性・断熱性を確保しやすい ドアは、ドアと枠が全周で密着する構造のため、引戸に比べて気密性を高めやすいという特徴があります。
断熱仕様のドアも豊富にラインナップされており、冬の寒さや夏の暑さへの対策を重視する新築住宅で選ばれやすい理由になっています。
防音性・防犯性に優れる 気密性が高いことは、外部の音を伝えにくいという点にもつながります。
また、上下複数箇所で施錠する多点ロックなど、防犯面の仕様が充実している製品が多いことも、ドアが選ばれる大きな理由です。
価格を抑えやすく、選択肢が豊富 一般的に、ドアは引戸に比べて価格面で有利とされています。
デザイン・カラー・機能のバリエーションも幅広く、外観の好みに合わせて選びやすい点も魅力です。
開け閉めが楽で、荷物があっても使いやすい 引戸は横にスライドさせて開閉するため、前後にスペースを必要としません。
両手がふさがっているときや、ベビーカー・買い物袋を持っているときでも、ドアのように体を引く動作が不要で、ストレスなく出入りできます。
バリアフリーと相性が良い ドアノブを握って引く動作は、ご高齢の方や車いすを利用される方にとって負担になることがあります。
引戸はこうした動作が少なく、将来の暮らしを見据えたバリアフリー住宅として、引戸を選ぶ方も少なくありません。
デザイン性と開放感 和風住宅はもちろん、モダンなデザインの住宅でも、大開口の引戸を採用することで、玄関まわりに開放感と個性を演出できます。
採光を取り入れやすいデザインも多く、明るい玄関にしたい方に選ばれています。
引戸には、事前に押さえておきたい注意点もあります。
まず、扉を引き込むための壁面スペースが必要となり、その部分にはコンセントやインターホンなどを設置できません。
プランニングの段階で、配置を十分に検討しておく必要があります。
また、引戸は構造上、扉と枠、扉同士の間にすき間ができやすく、開き戸に比べて気密性や遮音性が低くなりやすいといわれています。
価格面でも、ドアより高くなる傾向があります。
一方で、施工の精度によっては高い気密性能を確保できた事例も報告されており、「引戸だから気密が取れない」と一概に決めつけるのではなく、製品選びと施工品質が重要だといえます。
家族構成とライフステージで考える 小さなお子様がいるご家庭、将来の親の同居や自身の老後まで見据えるご家庭では、引戸のメリットが大きくなります。
反対に、断熱性や価格を重視する場合は、ドアが有力な選択肢になります。
敷地・玄関まわりの広さを確認する ドアは扉の可動範囲に物を置けず、引戸は引き込む壁面が必要です。
玄関ポーチや前面道路との位置関係、収納の配置を含めて、無理のない計画を立てることが大切です。
将来のリフォームも視野に入れる 玄関ドアは、年数の経過とともにメンテナンスや交換が必要になる部位です。
現在は開き戸で計画していても、将来の暮らしの変化に合わせて引戸へ変更するリフォームも可能です。
選択肢を知っておくだけでも、長い目で見た安心につながります。
新築住宅の玄関では、気密性・防音性・価格面で有利なドアが幅広く採用される一方、開閉のしやすさやバリアフリー性、デザイン性を重視する方には引戸が選ばれています。
どちらが優れているかではなく、家族構成や暮らし方、玄関まわりの条件に合っているかどうかが、選択の決め手になります。
玄関ドアや引戸の選び方、将来の取替や変更について気になる点があれば、ぜひ街の玄関ドアやさんまでお気軽にご相談ください。