玄関ドアにランマは必要?なぜあるの?リフォームでお悩みなら
玄関の扉の上部にランマ(欄間)が設置されているお家も多いと思います。
でも「意味がない」「古臭い」などの理由でリフォーム時にランマをなくしてしまう方もいらっしゃいます。
我が家も玄関リフォームを考えているけれど、ランマはどうしよう?とお悩みではありませんか?
玄関にランマがある一番の理由は、採光のためです。木製のドアが主流だったころは、ドアそのものに大きな窓が付いていることは少なく、その代わり、天井付近まで窓をつけて玄関を明るくしていました。
それから、ランマには玄関を大きく立派に見せるという効果もあります。間口は大きく、しかしその分扉そのものが大きいと扱いづらくなるので、ランマや袖を設置するようになりました。ランマや袖に凝った装飾が施されているお家も見かけますね。
しかし近年、流行りや住宅事情なども変化し、ランマがない住宅が増えています。もし今あるランマを取り外すとどうなるでしょう?
数十年前に比べると、日本人の平均身長は高くなりました。昔ながらのお家で出入りに窮屈さを感じているなら、ランマをなくしてドアを高くできるのは大きなメリットです。
ランマのガラス、汚れてもなかなか掃除できない場所ですよね。ランマをなくせばそのストレスから解放されます。
ランマが無くなった分、扉が大きくなれば当然その分重くなります。しかし人が扱えないほどの重さになることはありませんし、リフォームすることで少なからずこれまでと扱いは変わってくるものなのでいずれ慣れることと思います。
これが一番重要です。いらないと思っていたランマでも、いざなくしてみると予想以上に玄関スペースが暗くなってしまったという声もあります。気になる方は試しにランマ部分を布や厚紙で隠すなどして過ごしてみるのもおすすめです。また、ランマをなくすのであればドア本体を採光窓の大きいものにしましょう。
ランマが無くなれば扉が大きくなりますが、その可動部に照明などがないか確認しましょう。もし干渉してしまう場合は扉や照明の高さを調整する必要があります。
ドアを高くしたいけれど、ランマを完全になくしてしまうのももったいない…。
それなら、ランマの高さを変えてリフォームも可能です。
また、それなりに開口部がある玄関であれば、今までなかったランマを新設することもできます。
小さいながら意外と悩みの種になるランマ。メリット・デメリットをよく確認して後悔のないリフォームにしましょう。
疑問や不安な点があれば街の玄関ドアやさんまでお問合せください。