マンションの玄関ドアリフォームがおすすめ!メリットと費用相場をご紹介
マンションの玄関ドアはリフォームできます!
とはいえ、「どのような方法で行うの?」「どの程度の費用がかかるの?」といったお悩みをお持ちの方も多くいらっしゃるでしょう。
マンションの玄関ドアリフォームの最新性能や費用相場など、特にオーナー様にとって有益な内容を中心にご紹介します。
住居者の獲得や資産価値の向上、その他多くのメリットを得られることも、マンションの玄関ドアリフォームの注目しておきたいポイントです。
マンションの玄関ドアはリフォームできる?
結論として、マンションの玄関ドアはリフォームで交換することが可能です。
マンションのリフォームには、大きく修繕積立金により計画的に実施する「大規模修繕」と、区分所有者の自費で行う「戸別改修」があり、通常、共用部分は「大規模修繕」により行われます。
玄関ドアリフォームは「大規模修繕」の対象となります。
大規模修繕
修繕積立金により、マンション建物の維持管理を目的として計画的に実施する修繕工事のことをいい、区分所有者が個人で自費にて行う戸別改修とは本質的に異なるもの。
大規模修繕の周期
住人の快適性やマンションの資産価値を向上させるうえで、定期的な大規模修繕は欠かせません。
国土交通省のデータによると、大規模修繕工事の平均周期は13年が最も多く、また、全体の7割が12~15年で実施されていることが明らかとなっています。
- ・マンション大規模修繕工事の平均修繕周期
工事の回数(全744現場) | 下位25%値 | 中央値 | 上位25%値 | 平均値 |
---|---|---|---|---|
1回目(511現場) | 12年 | 14年 | 14年 | 15.6年 |
2回目(169現場) | 12年 | 13年 | 15年 | 14年 |
3回目(56現場) | 12年 | 13年 | 14.3年 | 12.9年 |
4回目(8現場) | 11.8年 | 13年 | 14年 | 13.1年 |
さらに、平均修繕周期を見てみると1回目が15.6年、2回目が14年、3回目が12.9年と、回数が増えるごとに修繕周期も短くなる傾向にあり、これは年数を重ねるごとに修繕するべき箇所が多くなるためと考えられます。
大規模修繕のタイミングが、マンションの玄関ドアの状態に応じた修理や交換などを検討するポイントとなるでしょう。
大規模修繕で行う玄関ドアリフォームの費用相場
マンションの大規模修繕で全戸の玄関ドアを交換する場合、一戸あたりの費用相場は20~40万円が一般的な目安となります。
※費用の幅は、ドア本体の値段やどのような工法を用いるのかなどの違いによる変動幅です。
大規模修繕で玄関ドアリフォームを行う際には、予算に合った玄関ドアや施工方法などをあらかじめ検討しておくことも重要なポイントです。
マンション玄関ドアリフォームのメリット
玄関ドアは毎日開閉を行う部分ですから、年々劣化は避けられませんし、部品の破損やサビなどが生じて見栄えが悪くなったり使い勝手が悪くなったりするものです。
マンションの玄関ドアリフォームなら、美観や資産価値を向上させるのはもちろん、性能面においても多くのメリットが得られます。
マンション玄関ドアのリフォームで得られる、主なメリットを4つご紹介いたします。
- ・地震対策
- ・防犯性
- ・断熱・遮音
- ・利便性
地震対策
地震が発生した時、規模によってはドア枠が変形してしまい、枠とドアが干渉したり、あるいは丁番が破損したりすることで、開閉できなくなるケースがあります。
玄関ドアが開閉できず、室内に閉じ込められて避難が遅れてしまえば二次被害にもつながりかねません。
そこで、地震に強い対震仕様の玄関ドアへ交換すれば、地震発生時にも開閉不良が起こるかもしれないリスクを低減できます。
地震に強い仕様のマンション玄関ドアは、ドア枠とドアとの間に適度な空間を設けることで扉と枠の干渉を低減し、地震の揺れによる枠の変形も吸収してくれます。
防犯性
近年、セキュリティ機能を高めたマンションが増えてはいるものの、玄関ドアに対する空き巣などの侵入犯罪対策は入念に行っておく必要があります。
というのも、マンションも当然ながら侵入犯罪者のターゲットであり、また侵入犯罪のおもな手口となっているのは玄関ドアや窓などの開口部に対するものだからです。
防犯性の高い玄関ドアリフォームなら、スマートキーの導入をご検討ください。
リモコンやスマートフォン、カードキー、または暗証番号などを使って解錠するタイプの鍵で、侵入犯罪の代表的な手口であるピッキングの対策に最適なセキュリティです。
玄関ドアの商品によっては、共用部のエントランス部分に対応したスマートキーもあるので、そのようなタイプを選ぶとより高い防犯効果と利便性が期待できます。
また、外部からドアアイの取り外しを防ぐ回転防止機能付ドアアイや、サムターン回しによる被害を防ぐ防犯サムターンなどを搭載したものも効果的です。
断熱・遮音
玄関ドアのなかには、本体内部に特殊な芯材を使用することで、非常に優れた断熱性や遮音性を発揮できるものがあり、これらを用いると結露や騒音などの対策として高い効果が期待できます。
また、近年の玄関ドアの多くは気密性の高い構造となっており、玄関ドアを通じて起こる熱損失や音漏れなどを防ぐので、日常生活のストレスも軽減できます。
断熱性や遮音性の高い玄関ドアは、マンションの住空間の快適性を向上させるうえでも非常に効率のよい方法なのです。
利便性
マンションの玄関ドアリフォームは、見た目による印象アップはもちろんのこと、利便性を高めることが可能になります。
例えば、室内へ空気を取り入れる機能を持つ通気ユニットをドア本体に設けると、換気性を発揮するだけでなく、室内と室外の圧力差を低減して楽に扉を開閉できるようになります。
また、ドア本体に補助手すりを設置すると、靴の着脱や立ち座りの際の動作補助となるほか、転倒防止にも効果的です。
マンションにお住まいの方々にとって、毎日使う玄関ドアが快適になれば生活の質も向上し、満足度も高まるのではないでしょうか。
玄関ドアはマンションの顔ともいえますから、新しく高性能な玄関ドアは新しい入居者にとっても決め手の一つになるかもしれません。
おすすめのマンション用リフォームドア
マンションの玄関ドア交換リフォームにおすすめの商品を2つご紹介します。
LIXILリシェントマンションドア J15型
LIXILの「リシェントマンションドア J15型」の特徴は、通気ユニットの設置が可能なタイプであることが挙げられます。
玄関ドアに通気ユニットを設置すると、鍵を閉めた状態でも換気が可能となり空気の循環を促すので、玄関内のカビや嫌な臭いを効果的に防げます。
また、通気ユニットは外側からは見えない構造となっており、見た目もスッキリとしたデザインを実現している点も大きな魅力です。
その他にも、住まいの地域に応じた断熱仕様のタイプが選べることや、防犯性の高いシリンダーやドアスコープ、サムターンなどが標準装備されているので防犯面にも優れたマンション玄関ドア製品です。
YKK APドアリモマンションドア M2
YKK APの「ドアリモマンションドア M2」は、両面にフラッシュ構造を採用し、断熱性をアップしたマンション玄関ドアです。
フラッシュ構造とは、「平面」や「平坦」といった意味を持つ英語のフラッシュ(flush)に由来する、骨組みと表面材を組み合わせてつくった構造のことです。
「ドアリモマンションドア M2」は、芯材に水酸化アルミ紙ハミカムやグラスウールなどを用いた断熱構造としていることで、高い断熱性を発揮し、室内の快適性を高めることが可能となっています。
冬の結露も防いでくれる断熱ドアによって、省エネにも期待できる近年注目の玄関ドア性能のひとつです。
その他、玄関ドア本体に換気パネルを設けられることや、回転防止機能付ドアアイ、防犯サムターンなどを標準装備して防犯性を高めていることも需要が高まる理由の一つといえます。
個人で勝手にマンションの玄関ドアリフォームはできない
マンションの玄関ドアが経年とともに傷んでしまい、使い勝手が悪くなったからといって交換リフォームを個人で自由に行うことはできません。
というのも、玄関ドアは、共用部分とされていることから、原則として管理組合が管理を行っているためです。
玄関ドアが共用部分である旨は、国土交通省が作成した「マンション標準管理規約」にも定義されています。
■国土交通省「マンション標準管理規約」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000052.html
マンションは、大きく住戸の内側の区分所有者が単独で所有する専有部分と、マンションの住人全員が使用する共用部分に分かれます。
区分所有者個人でリフォームできるのは、基本的に専有部分のみです。
しかし、2016年に「マンション標準管理規約」の改定があり、管理組合に申請して理事会の承認を受けることで、区分所有者が戸別に玄関ドアリフォームを行うことも可能になりました。
「玄関ドアの使い勝手をよくしたい」、「性能をアップしたい」など、個人で考えている場合は、玄関ドアリフォームの戸別改修について、管理組合に相談してみてください。
カバー工事なら1戸あたり半日~1日で交換完了
マンションの玄関ドアリフォームにはいくつかの方法がありますが、なかでもカバー工事は、1戸あたりわずか半日~1日という、非常に簡単な手順で交換が完了するおすすめの方法です。
カバー工事は、既存のドア枠を残したまま、その上にカバー工事用のドア枠と玄関ドアを取り付けて仕上げます。
ドア枠周辺の壁を壊すことなく、新しい玄関ドアと交換できるので、短工期かつ低コストで、さらには住人も普段通りの生活を支障なく送ることが可能です。
また、大規模修繕で全体に対して行う玄関ドアリフォームは、1戸単位で行うよりも人件費を抑えられることから、よりコストダウンが期待できます。
施工事例
マンションの一室で錆びた玄関ドアをリフォーム
マンションの管理会社様からのご依頼で、1室の玄関ドアが錆でボロボロに。
建付けの悪くなった玄関ドアは、閉めた状態からでも隙間風が吹き込むだけでなく、開け閉めもしづらかったそうです。
カバー工事で玄関ドアリフォームを行い、集合住宅の景観を損なうことなくオーナー様にも住居者様にもご満足いただけました。
街の玄関ドアやさんでは、マンションでも1世帯から玄関リフォームが可能です。
マンションの玄関ドアのデザイン、性能を踏まえたより良いご提案をいたしますので、お気軽にお問合せください!
マンションの玄関ドアリフォームがおすすめ!メリットと費用相場をご紹介まとめ
マンションの玄関ドアは経年とともに必ず劣化します。
新しいマンション玄関ドアリフォームなら、使い勝手を改善するだけでなく美観や性能の向上、さらにはマンションの資産価値を高めることにもつながります。
見栄えがよく、快適性の高い空間づくりができれば住居者の集客アップにも効果的ですよ。
街の玄関ドアやさんで無料の現地調査をご利用いただき、状況に応じたリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。お気軽にご相談ください!