ビフォーアフター

工事基本情報

初回点検の様子

一般的なアルミドアでした

玄関から軋み音がするとのことでお伺いしました。お客様の玄関ドアは一般的なアルミ製ドアで、ドアの中央に大き目のスリット窓が付いています。開閉を確認してみると確かに「ギィー」という軋み音が聞こえます。この軋み音に「いつか壊れてしまうのではないか」「不具合のある玄関ドアの防犯が心配」とご不安をお持ちのご様子でした。

軋み音の原因

このような軋み音は蝶番やドアクローズに原因があるケースが多いです。お客様の場合は玄関ドアの下枠部分、沓摺りと呼ばれる部分が経年劣化で膨張し、玄関ドアの下部を擦っていいました。そのことによって開閉しにくくもなっています。このような場合はDIYでは対処できません。長きに渡って使い続けたドアで、かなり古くなってきたので、交換リフォームで玄関ドアを新しくしようということになりました。

軋み音の他の原因

玄関ドアに軋み音を起こす原因は、他には「ドアクローザーのグリス切れ」「蝶番のグリス切れ」も考えられます。この場合は市販のグリス（潤滑油に粘り気を加えて半固体状態にした潤滑剤。摩擦が多い部分に使用）を使うなどしてご自身でも補修が可能です。ただし、思った程の効果が現れない場合は玄関ドアを持ち上げて、可動部にグリスを塗り込む方法がありますが、大変力のいる作業で、手を挟むなどの危険があるので業者に任せた方が無難です。また、蝶番や心棒に歪みが生じていた場合に軋み音が発生する場合は蝶番の交換が必要になります。蝶番の修理・交換は思ったような効果を期待できないことも多いので、耐用年数を過ぎた（１５年程）蝶番やドアクローザーをお使いの方で不具合が出ている方は、一度専門業者に依頼をしてみましょう。

工事内容

玄関ドアの交換リフォームは手軽に行えます

「玄関ドアの交換リフォームなんて、時間と費用がかかりそう」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。確かに今回行う「カバー工法」が行われる以前の工事は工期も費用も多大にかかりました。今回のこの「カバー工法」は半日ほどで行われ、安い玄関ドアを選べば２０万程で施工できるお得な施工方法です。玄関ドアリフォームを行えば、開閉のしにくさ、軋み音などの問題が解消する他、見た目も綺麗になって、同様に耐用年数を過ぎた別の部品が不具合を起こす心配がなくなります。長年お使いの玄関ドアでパーツの寿命が過ぎてしまった玄関ドアは、不具合が出たパーツ以外の部分も傷んでいる場合が多いです。そういった不安の抱える必要がなくなるのが玄関ドアリフォームなのです。また、玄関ドア交換を行うことで古びた玄関ドアよりは防犯性や断熱性が上がる点もオススメです。

玄関ドアを外していきます

今回のカバー工法は「元のドアに使われていた枠はそのまま残して、その上からカバーを被せる工法」ですので、まずは玄関ドアを外して、枠だけの状態にします。問題のあった蝶番なども外します。元の枠に有ったラッチ受けなどの穴は、この枠の内側に新しい枠を作ることで完全に隠れることになります。

既存の枠の内側に新しい枠を付けました。この枠に玄関ドア本体、蝶番・ドアクローザーなどをつけます。画像をご覧になっていただくと分かる通り玄関の開口部は若干小さくなりますが、違和感はありません。また最終的に外額縁を付けるので既存枠と新設枠の色が違うのに違和感があるかと思いますが、問題ありません。

玄関ドアの吊り込み

シーリングを埋めるスペース

重要なシーリングを塗布していきます

完工