常時暗かった玄関ドアを大きな採光窓の付いたドアへの交換で解消
玄関ドアが古くなったことでお困りでした。
色褪せた木製ドアがスリット入りの新しいドアに変わりお喜びいただけました。
お伺いした施主様の玄関ドアは木製で、数年前に塗り直しによるメンテナンスを行いましたがそれでもだいぶ劣化してきているので玄関ドア交換リフォームのご決断いただいたそうです。壊れかけた
鍵も玉座タイプでピッキングの被害に遭う可能性も高く防犯性も心配です。またドアスコープも防犯に問題がある為、最近ではモニター付きインターホンに取って代わられつつあります。
しかし、施主様が気にされていたのは玄関の暗さでした。ドア上部には大き目のランマによって日の光を取り入れる造りになってはいましたが、肝心の足元を照らすことが出来ずに、玄関を使用するたびに電気を付けるという行為にストレスを感じておられました。デザインも古臭さを感じていらっしゃいましたので、新しいものに変えたいというご希望がありました。
■玄関ドアのカバー工法ならば壁を傷つけることなくドア交換ができます
既存のドア枠はそのまま残して新しい枠を取り付けるカバー工法は、従来の工事のようにドア枠を取り外す際に壁の一部を壊して行う必要はありません。壁や床はそのままの状態で保てるのでリフォーム費用もだいぶお得になります。
施工も数時間~1日で完了することがほとんどです。
従来の工事の欠点であった工事中の防犯面の不安や暑さ、寒さ、害虫の侵入なども防ぎやすくなります。お客様の立会い時間も少なくてすみますので、週末や半日休みなどでリフォームが可能となります。以上、こういった点でカバー工法はメリットの多い工法ですが若干のデメリットもございます。まずカバー工法は既存のドア枠の上から新しいドア枠を設置し、そこに新しいドアを吊り込みますが、そのため開口幅が最大で5cm程狭くなってしまいます。若干の幅ですが、将来バリアフリーなどをご検討されている方はご注意ください。また、この工法の特性上段差が生じることがございます。工事の際のご不安は是非ご相談ください。
まずは玄関ドア本体の取り外しのため、蝶番を外している様子です。室内から見た玄関ドアはより劣化しているのがわかりますね。数年前に玄関ドアの室外側は塗装によるメンテナンスを行ったそうですが、もはや限界だったようですね。30年以上お使いいただいた玄関ドアです。長い間本当にお疲れ様でした。
玄関ドアの取り外しが完了しました。こうしてみると開口部は縦に長い、だいぶ特徴的な玄関ドアですね。上部には大きなランマが設置されています。
欄間のガラスを外しましたが、無目と呼ばれる横木はカットして取り除く必要がありますので、持参した電動のこぎりでカットしています。カットによって木くずが発生しますが、汚れはすぐに掃除させていただきます。
無目を除去した開口部です。多少凹凸がありますが、この上から新しい枠をはめ込み、コーキングでカバーしますので既存枠は完全に隠れることになりますので、見た目は不格好にはなりません。見た目が不安な方もご安心ください。
新しい枠をはめ込む準備として、採寸を行っています。
新しいドア枠を設置します。設置できる玄関ドア製品の縦幅にも限界がある為、ドア上部はやはりまた欄間を設置することになりました。既存の枠は使用できないので、新しく欄間を設置し直す必要がございます。新しいドア枠は既存のドア枠の内側に設置しますので、その分だけ開口部が狭くなります。
新しい枠を固定していますが、この時点ではまだ仮の設置となります。
新しく設置した新規枠の内側に、新しい玄関ドアを設置してみます。開閉に問題がなくなるように調整し、問題が無い時点で新規枠をビスで本締めしていきます。
ドアクローザーも設置しました。
新しい枠が固定され、既存枠と新規枠の隙間から雨風、害虫などが侵入しないようにコーキングで埋めていきます。化粧枠で隠れる部分なので大量に塗布しても問題ありません。
新規に取り付けた枠に化粧枠と呼ばれるカバーを取り付けています。寸法を測って現場でカットによる加工をしながら作業を行いますが10mmでも寸法を大きくしてしまうと新規枠の中に丁度収まることができなくなりますので、慎重に調整していきます。
欄間にガラスをはめ込んでいる様子です。
ドアの周囲に化粧枠によるカバーを取付け、コーキングを施してから微調整を行い、無事に施工完了です。外壁の雰囲気と違和感の無い素敵な玄関ドアですね。
■採光窓のある玄関ドアで明るい玄関が実現できました!
築30年で鍵のかからなくなったドアは、立派な新しいドアに様変わりいたしました。
新しくなった玄関ドアは大人気のYKK APのプロントS02型のものです。ドア自体に大きく取られたスリット採光と、ドア上部の欄間から太陽の光を取り込んで、すっかり明るい玄関になりました。常時暗く、外出時などは昼間でも電気をつけて、靴を履かなければならなかったのが解消されました。太陽光で明るくなった玄関は気分も高揚しますね!
玄関は多くの部屋と隣接して、お家の中にいても目に触れる機会が大変多いですが、この場所が暗いとなんとなく気分も沈んでしまいます。玄関はそういった意味でも非常に重要な部屋なのです。長く大きいハンドルで開け閉めも楽々!ツーロックドアで防犯対策も安心ですね。元々お客様が使われていた「握り玉タイプ」のドアノブはあまり複雑な構造ではなく、ピッキングもしやすいため最近では減少傾向にあります。こちらのサイトをご覧になっている方は古い握り玉タイプのドアノブをお使いの方はご注意ください。お客様から「思った以上に立派なドアで、大変満足しています」と言っていただました。この度は玄関ドア交換のご依頼、誠にありがとうございました!