木製ドアの劣化とサムラッチハンドルの不具合でストレスのあった玄関ドアの交換
外壁塗装をご検討中、玄関ドアは新しくしたいとご相談頂きました。懸念されていた
■木製ドアの劣化は「高い断熱性」が期待できなくなります
木製ドアは部屋の温度を一定に保つための「断熱性」が高く、長年の使用で魅せる木の表情は非常に風合いがあり、自然の温かみを感じることができます。しかし、木製ドアの欠点として定期的なメンテナンスの手間があります。日ごろのお掃除は勿論、塗装も数年に一度塗り直す必要があります。また、木製ドアは一旦傷み始めてしまうと一気に劣化が進んでしまいます。劣化が進んだ木製ドアは高い断熱性能は期待できなくなります。このまま補修を繰り返すよりは、新しいドアに交換してしまった方がお得に快適に過ごすことができるでしょう。
お使いのドアノブはサムラッチハンドルと呼ばれるもので親指で操作してドアの開閉を行います。これはこのサムラッチハンドルには良くあるケースなのですが、年月の経ったサムラッチハンドルは内部の劣化のために親指で操作する部分が固くなってしまうことが多々あります。解体しての修理や錠前の交換などにより改善ができますが、今回はドア本体の劣化とともに玄関ドアリフォームを行うことになりました。
■玄関ドアのリフォームが一日で完了する「カバー工法」
リフォームと聞くと、長い時間を施工時間にとられて立会い時間が長くなるのでは？と不安になりますよね。
しかし、ご安心ください。現在行われている玄関ドア交換の工法「カバー工法」ならば、たった一日、早ければ数時間で玄関ドアの交換ができてしまいます。時間も手間もかかり、その分費用の嵩んでいた玄関ドアリフォームは革新的なカバー工法の登場により、だいぶお手軽なものになりました。カバー工法は、今使っているドア枠を残して、その上から新しい枠を取り付ける工法です。お宅の大事な外壁や床を壊したり、傷つけることなく、大規模な作業が必要ないので安心してリフォームいただけます。
午前９時半、作業開始です。ドア本体や蝶番など、ドアクローザーなど新規のドア枠を既存のドア枠の内側に付けるにあたり干渉しそうなものを全て撤去していきます。内部に問題のあったサムラッチハンドルもここで取り外してしまいます。築年数が長い玄関ドアでしたので、各パーツもそれなりに傷んでいました。作業開始から１５分で既存ドアの撤去が完了しました。
新規ドア枠を既存枠の内側に設置していきます。スペーサーと呼ばれる部材で枠同士の空間を確保しつつ調整します。さらに新しい玄関ドアを吊り込んでみて、開閉テイストを行い、問題がなさそうなら新規ドア枠を既存枠に固定します。徐々に新しいドアの全景が姿を現し始めましたね。出来上がりが楽しみです！この間、約３０分程度です。
古い枠と新しい枠の隙間をドア設置後、水が入らないようにしっかりとコーキングで埋めていきます。後に行う外額縁のコーキングも行いますので、そこでもしっかりとコーキング処理をしますが、この工程でもコーキング処理をして、厳重な防水効果を得られるようにします。
午前11時、既存枠と新規枠の二重になっている枠を外額縁でカバーして覆っていきます。既存枠とコーキングの部分はすっぽりと隠れることになり。玄関の見た目もだいぶ立派になります。暖色系のお家のカラーとも大変合っています。
この時点でお昼の１２時です。作業開始から２時間半程経過しています。外額縁と外壁の取り合いを先程のコーキングで埋めて二重の防水効果を得ます。長くお使いいただける玄関ドア工事を心がけています。コーキング処理も違和感なく綺麗にできました。
１２時半、完工です。お家の雰囲気にマッチした素敵な玄関ドアが完成しました！
■木製ドアの雰囲気は断熱仕様の金属製ドアでも再現可能です！
朝の９時半から作業を初めて、お昼の12時30分。約３時間で無事に完工致しました！既存の玄関ドアで使われていた木製ドアとサムラッチハンドルの組み合わせは、玄関ドア交換工事のご相談で良くお問合せをいただきます。
この中でもっとも多く寄せられるのはこんかいのお宅でも問題があった、サムラッチハンドルの不具合です。年数が経つとこのハンドルの指を押し当てる部分が固くなってしまったり、鍵がかけづらくなったりします。
また木製ドアの塗装剥がれや色褪せによる劣化などが玄関ドア交換の決め手になることも多いです。新しいドアへの交換でそんな問題も全て解消致しました。新しいドアはLIXILのジエスタ2M28型の断熱仕様ドアです。既存のドアには無かった採光窓が昼間の玄関を太陽光で明るく彩ってくれますね。玄関ドアにとって重要なのは「断熱性」です。元々お使いだったドアは木製でしたが、木製ドアのメリットとして挙げられるのはその断熱性の高さです。新しいドアはアルミ製ですがその点「断熱仕様」となっていますので、夏でも冬でも快適に過ごすことができます。この度は玄関ドア交換のご依頼、誠にありがとうございました！
