防火戸とは?玄関ドアに防火戸を選ばなければいけない場合
玄関ドアリフォームを検討しているとき、
「我が家は防火戸でないといけないの?」
「自宅が防火戸を設置しなくてはならないことは知っているけどなぜ防火戸は高いの?」
といった疑問や不安を持っている方へ。
どのような場合に防火戸を設置しなくてはならないのか、また防火戸はなぜ高いのかなど、防火戸に関する疑問について詳しく解説します。
玄関ドアが防火戸の方は、以下の「簡単お見積り」にて「防火あり」で検索すると、玄関ドア交換にかかる費用がその場で分かります!
「我が家は防火戸でないといけないの?」
「自宅が防火戸を設置しなくてはならないことは知っているけどなぜ防火戸は高いの?」
といった疑問や不安を持っている方へ。
どのような場合に防火戸を設置しなくてはならないのか、また防火戸はなぜ高いのかなど、防火戸に関する疑問について詳しく解説します。
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防火・準防火地域なら防火戸が必須です
まず、結論として、防火地域と準防火地域に指定されたエリアにお住まいがある場合、玄関ドアに防火戸を選ばなくてはなりません。
というのも、この防火地域と準防火地域に該当する住まいは、建築基準法に基づき、耐火建築物、あるいは準耐火建築物の基準を満たす必要があり、またその基準には玄関などの開口部を防火戸仕様にすることなどが定められているためです。
防火地域や準防火地域には、おもに密集した住宅地域や商業地域などが指定されますが、万が一の火災発生時には周囲への延焼を抑えるため、開口部に一定の制限が設けられているのです。
ちなみに、これらエリアにお住まいの方は、すでに玄関ドアが防火戸仕様になっているはずで、それと分かるシールなどが貼ってあるでしょう。
今後、玄関ドア交換リフォームを行う場合も同様に防火戸を選ばなくてはならないのです。
というのも、この防火地域と準防火地域に該当する住まいは、建築基準法に基づき、耐火建築物、あるいは準耐火建築物の基準を満たす必要があり、またその基準には玄関などの開口部を防火戸仕様にすることなどが定められているためです。
防火地域や準防火地域には、おもに密集した住宅地域や商業地域などが指定されますが、万が一の火災発生時には周囲への延焼を抑えるため、開口部に一定の制限が設けられているのです。
ちなみに、これらエリアにお住まいの方は、すでに玄関ドアが防火戸仕様になっているはずで、それと分かるシールなどが貼ってあるでしょう。
今後、玄関ドア交換リフォームを行う場合も同様に防火戸を選ばなくてはならないのです。
防火・準防火地域とは?
防火地域、そして準防火地域とは、万が一の火災発生時に周囲への拡大を防ぐため、建築物の構造に一定水準の防火性能を備えるなどの規制を設けた地域のことをいいます。
つまり、これら地域にある住宅は、定められている建築制限に従わなければならないということです。
ちなみに、都市計画法には、以下の通り、防火地域や準防火地域に関する定めが設けられています。
ちなみに、都市計画法には、以下の通り、防火地域や準防火地域に関する定めが設けられています。
都市計画法 第9条21項
防火地域又は準防火地域は、市街地における火災の危険を防除するため定める地域とする。
防火地域又は準防火地域は、市街地における火災の危険を防除するため定める地域とする。
お住まいの地域、あるいはこれから家を建てる地域が防火地域や準防火地域に当たるのか調べたい場合は、住宅会社に問い合わせるか、あるいは各自治体のホームページなどで調査してみるとよいでしょう。
防火地域 | 都市中心部のように建物が密集している地域や緊急車両が通るような幹線道路沿いなどが対象として指定されることが一般的 |
準防火地域 | 住宅などの建物が密集し、防火地域の周囲に位置するような地域が対象として指定されることが一般的 |
防火戸でないとどうなる?
防火地域、または準防火地域にある建物の玄関ドアが非防火であった場合、万が一火災が起きたときには、周囲に甚大な影響を及ぼす可能性があります。
例えば、延焼が生じたり、あるいは建物が倒壊して緊急車両の通行を妨げたりと、周辺環境に著しい不利益を及ぼしてしまうなど、その損害の規模は計り知れません。
また、建築基準法などに違反する違法建築物には、建築主や施工業者に対し、行政から何らかの指導や命令が発せられるほか、罰則が適用される恐れがあることは注意しておく必要があります。
例えば、延焼が生じたり、あるいは建物が倒壊して緊急車両の通行を妨げたりと、周辺環境に著しい不利益を及ぼしてしまうなど、その損害の規模は計り知れません。
また、建築基準法などに違反する違法建築物には、建築主や施工業者に対し、行政から何らかの指導や命令が発せられるほか、罰則が適用される恐れがあることは注意しておく必要があります。
防火戸はなぜ高額なのか?
防火戸とは、建築基準法に定められている防火設備のひとつであり、防火地域や準防火地域の建築物には使用しなくてはならない防火仕様の玄関ドアのことをいいます。
ところが防火戸は、通常の玄関ドアと比べると高額なので、交換リフォームを検討しているときには、「防火戸で交換しないといけないの?」と迷ってしまう方も多いようです。
街の玄関ドアやさんでは、シンプルなデザインの片開きドアなら30万円台〜ご用意しておりますが、平均的には40万円〜50万円台が一般的です。
ところが防火戸は、通常の玄関ドアと比べると高額なので、交換リフォームを検討しているときには、「防火戸で交換しないといけないの?」と迷ってしまう方も多いようです。
街の玄関ドアやさんでは、シンプルなデザインの片開きドアなら30万円台〜ご用意しておりますが、平均的には40万円〜50万円台が一般的です。
防火戸は他のドアとどう違うのか
防火戸には、一定の基準が定められており、その基準を満たさなくてはなりません。
そして、その基準を満たす防火戸として認められるには、指定性能評価機関による試験と評価に基づき、国土交通大臣の認定を受ける必要があります。
そして、その基準を満たす防火戸として認められるには、指定性能評価機関による試験と評価に基づき、国土交通大臣の認定を受ける必要があります。
Low-E網入複層ガラス
Low-Eガラスとは、熱を伝わりにくくするLow-E膜と呼ばれる特殊な金属膜をコーティングしたガラスのこと。
また熱割れによる飛散を防ぐ網入りガラス使用。
また熱割れによる飛散を防ぐ網入りガラス使用。
加熱発泡材
火災による熱で膨張し隙間をふさいで炎の移動を防ぐ。
難燃性気密材
ドアの内部などに燃えにくい素材を使用。
ガラス脱落防止構造
火災による熱でドアが変形してもガラスが脱落しない工夫。
玄関ドアの防火認定を受けるためには、定められた基準に則り、燃えにくい素材、あるいは構造としなくてはなりません。
この、通常の玄関ドアと異なる素材や構造としなくてはならないことが、その他の玄関ドアとの違いです。
以上のように、防火戸は、一定の基準を満たした防火仕様にしなくてはならず、このことが防火戸が高額になってしまう大きな理由です。
この、通常の玄関ドアと異なる素材や構造としなくてはならないことが、その他の玄関ドアとの違いです。
以上のように、防火戸は、一定の基準を満たした防火仕様にしなくてはならず、このことが防火戸が高額になってしまう大きな理由です。
防火戸の基準を知る
防火地域や準防火地域の建築物には、外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に、防火戸その他の政令で定める防火設備の設置が義務付けられています。
そして、その防火戸には、火災で生じる炎や煙などの拡大や隣接する建物への延焼を防ぐという重要な役割が求められます。
つまり、万が一火災が起こった場合でも、防火戸によって外部へと広がらないよう食い止めなくてはならないということです。
なお、防火戸には、大きく以下の2種類があります。
☑特定防火設備
☑防火設備
特定防火設備と防火設備の技術的基準について、建築基準法施行令で以下のように定められています。
そして、その防火戸には、火災で生じる炎や煙などの拡大や隣接する建物への延焼を防ぐという重要な役割が求められます。
つまり、万が一火災が起こった場合でも、防火戸によって外部へと広がらないよう食い止めなくてはならないということです。
なお、防火戸には、大きく以下の2種類があります。
☑特定防火設備
☑防火設備
特定防火設備と防火設備の技術的基準について、建築基準法施行令で以下のように定められています。
特定防火設備 | 通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後1時間当該加熱面以外の面に火炎を出さないもの。 |
防火設備 | 通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間当該加熱面以外の面に火炎を出さないもの。 |
以上のように、防火戸には、火災時の炎を有効に遮ることができる時間を示す遮炎時間に関する技術的基準が定められています。
そして、その技術的基準を満たす防火戸を低コストでつくることは、決して簡単ではないのです。
そして、その技術的基準を満たす防火戸を低コストでつくることは、決して簡単ではないのです。
防火戸はデザインが少ない?
防火戸は、カタログの中では数が少なく、「デザインが少ないのでは?」「おしゃれなデザインはあるの?」など、不安に思う方もいるかもしれません。
確かに、機能性を確保することが前提となるので、通常の玄関ドアと比べると選択肢は限られてしまいます。
しかし、それでも各メーカーではさまざまなデザインのリフォーム用防火戸を取り扱っており、それらの中から自由に選べます。
便利な以下の機能を選ぶこともできるんです。
●採光ガラス
●通風機能
●電子キー
また、木目調のナチュラルな雰囲気のあるデザインやメタル調の重厚でスタイリッシュなデザインまで、さまざまなタイプが登場しています。
確かに、機能性を確保することが前提となるので、通常の玄関ドアと比べると選択肢は限られてしまいます。
しかし、それでも各メーカーではさまざまなデザインのリフォーム用防火戸を取り扱っており、それらの中から自由に選べます。
便利な以下の機能を選ぶこともできるんです。
●採光ガラス
●通風機能
●電子キー
また、木目調のナチュラルな雰囲気のあるデザインやメタル調の重厚でスタイリッシュなデザインまで、さまざまなタイプが登場しています。
防火戸を選ぶ時の2つの注意点
既存の防火戸の老朽化により、故障したり、使い勝手が悪くなったりしたら、新しい玄関ドアとの交換リフォームを行うと効果的です。
防火戸交換リフォームのとき知っておきたい注意点について、代表的な2つを解説します。
防火戸交換リフォームのとき知っておきたい注意点について、代表的な2つを解説します。
ドアタイプは片開きか親子が一般的
リフォーム用の防火戸は、基本的に片開きタイプ、もしくは親子タイプのみとなっています。(LIXILリシェントでは両開きタイプも扱っています)
現在の玄関ドアが防火戸ならそのタイプのはずです。
サイズが合えば「片開き→親子」「親子→片開き」の変更もできます。 ご相談ください!
現在の玄関ドアが防火戸ならそのタイプのはずです。
サイズが合えば「片開き→親子」「親子→片開き」の変更もできます。 ご相談ください!
ランマは付けられません
リフォーム用の防火戸には、ランマが付いているタイプを選ぶことができないことにも注意が必要です。
ランマとは、玄関ドアの上部に配置したガラス窓のことをいい、おもに太陽光によって玄関内を明るくするための採光を目的とするものです。
そのため、防火戸を用いて採光したい場合は、ランマではなく、ドア本体にガラスをはめ込んだデザインの中から選ぶとよいでしょう。
ランマとは、玄関ドアの上部に配置したガラス窓のことをいい、おもに太陽光によって玄関内を明るくするための採光を目的とするものです。
そのため、防火戸を用いて採光したい場合は、ランマではなく、ドア本体にガラスをはめ込んだデザインの中から選ぶとよいでしょう。
玄関ドアリフォームは1日でOK
玄関ドアの交換リフォームは、カバー工法で行うことで、わずか1日で終わります。
玄関ドアリフォームのカバー工法とは、既存の玄関ドア枠の上に新たなドア枠を被せて玄関ドアを取り付ける方法です。
従来の玄関ドアリフォームは、既存のドア枠周辺の壁や天井、床などを壊したうえで新しいドア枠を取り付けていたので、工期がかかるだけでなく、工事費も高額になるものでした。
ところが、カバー工法は、従来の方法よりも簡単な手順で終わらせることができるので、わずか1日という短工期で済み、また工事費も安くなることが特徴です。
玄関ドアを新しいものに交換すると防犯性を強化できることも注目しておきたいポイントになります。
玄関ドアリフォームのカバー工法とは、既存の玄関ドア枠の上に新たなドア枠を被せて玄関ドアを取り付ける方法です。
従来の玄関ドアリフォームは、既存のドア枠周辺の壁や天井、床などを壊したうえで新しいドア枠を取り付けていたので、工期がかかるだけでなく、工事費も高額になるものでした。
ところが、カバー工法は、従来の方法よりも簡単な手順で終わらせることができるので、わずか1日という短工期で済み、また工事費も安くなることが特徴です。
玄関ドアを新しいものに交換すると防犯性を強化できることも注目しておきたいポイントになります。
開錠に時間がかかる複数の錠前が付いた2ロックのタイプやサムターン回し対策を施したタイプなどは、優れた防犯性を発揮します。
その他にも、流行りの電子キーを導入すれば、ピッキングや複製などによる不正開錠を防ぐにはとても効果的です。
街の玄関ドアやさんは、玄関ドア交換リフォームの専門店です。
「こんなドアに変えたい」「古い玄関ドアを何とかしたい」
玄関ドアのお悩みはご相談ください。
その他にも、流行りの電子キーを導入すれば、ピッキングや複製などによる不正開錠を防ぐにはとても効果的です。
街の玄関ドアやさんは、玄関ドア交換リフォームの専門店です。
「こんなドアに変えたい」「古い玄関ドアを何とかしたい」
玄関ドアのお悩みはご相談ください。
防火戸とは?玄関ドアに防火戸を選ばなければいけない場合まとめ
防火地域や準防火地域の建築物には防火戸の設置が必要です。
現在、ご自宅の玄関ドアが防火戸だけれどリフォームできる?どんなドアが選べる?というお悩みをお持ちなら、街の玄関ドアやさんへご相談ください。
ご自宅の状況やご希望に合わせて、ご提案させていただきます。