玄関ドアのリフォームを検討しているとき
「どんな色を選ぼうか？」
「今の住まいに合った玄関ドアの色は？」
と悩まれるかもしれません。

玄関ドアは家の顔と言われるように、色選びは住まいのスタイルを左右する重要な要素です。

玄関ドアの人気色と特徴、色選びのコツを詳しくご紹介します！
色を変えるなら塗装によるDIYは？それともリフォーム？とお悩みの方も、比較参考にしてください。

玄関ドアの色の選び方

玄関ドアの色選びは、家の外観を決定づける重要な要素となります。

選び方によっては家全体の印象がぐっとよくなったり、玄関ドアと建物のバランスが悪くなったり、あるいは玄関ドアだけが目立ってしまったりと、どちらにも転んでしまいます。

玄関ドアの色の選び方のコツをご紹介いたします。

屋根や外壁の色との組み合わせ

玄関ドアは、好みの色だけで決めるのではなく、屋根や外壁とのバランスを考えて調和を図ると、家全体に統一感が出ます。

☑淡い色同士で合わせると全体が明るく上品な雰囲気になる
☑濃い色同士で合わせると重厚感や威厳のある雰囲気になる

反対に、玄関ドアを外壁や屋根と対照的な色で組み合わせると、外観のアクセントに効果的です。

☑明るい外壁と濃色な玄関ドアの組み合わせは建物全体にメリハリが出る

周囲の建物や環境との調和

素材との組み合わせ

☑木目調の玄関ドアは家全体に落ち着きを与え、温かみのある雰囲気をつくる
☑木目調は伝統的な和風住宅からモダン住宅まで、幅広いスタイルにも相性が良い
☑アルミ製の玄関ドアは、金属の光沢や滑らかな表面がクールな印象を与える

玄関ドアの素材によっても色の見え方が変わってきます。
色のイメージが中々想像しづらい場合は、カラーシミュレーションを活用するのがおすすめです！

長く使うことを念頭に色を選ぶ

☑ベージュやブラウンなどの定番色は落ち着きを与え、飽きが来づらい色です
☑ホワイトなどは汚れが目立ちやすく、美観を保つためお手入れやメンテナンスの頻度が多くなります

防犯面で意識するなら派手な色は避ける

玄関ドアが目立つ色だと、不審者の目につきやすくターゲットにされる可能性が高まる危険性があります。
玄関ドアの色選びは、外観だけでなく防犯面でも意識してほしいポイントですね。

☑夜、明かりに照らされた時目立たない玄関ドアの色を選ぶ
☑周囲の家の色と同じ色を選ぶことで景色に溶け込み、目立つことを防ぎます

玄関ドアの人気色

家の顔とも言われる玄関ドア。
とくに人気の高い玄関ドアの色について、それぞれの特徴や住まいに与える心理効果などをご紹介したいと思います。

ブラウン（茶）

ブラウンは、自然界によく見られる色、いわゆるアースカラーであり、親しみやすく安心感のあるナチュラルな色です。

玄関ドアにブラウンを選ぶと、訪れる人に温かみと落ち着きを与え、居心地のよい雰囲気をつくり出す効果が期待できます。

ブラウンは自然のある環境に溶け込みやすく、庭や植栽との相性も抜群であるほか、伝統的な家からモダンな家まで幅広いデザインに溶け込みやすく、あらゆるスタイルの家に合わせやすい点も大きな特徴です。

アイボリー、ベージュ（白）

アイボリーやベージュなど、白に近い色合いは明るく爽やかな印象だけでなく、清潔感を感じる色です。

玄関ドアにアイボリーやベージュを選べば、シンプルながらも洗練された印象を与える効果が期待できます。

また、はっきりとした白ではなく、柔らかな中間色でもあるアイボリー、ベージュなら汚れが付着しても目立ちにくいという点が、この色の大きな特徴です。

ブラック（黒）

ブラックは、一見して高級感や重厚感を感じさせる色です。

玄関ドアにブラックを選ぶことで、スタイリッシュで落ち着いた印象を与える効果が期待できます。

明るい外壁色や木目調の外壁とも組み合わせやすく、アクセントカラーとして機能し、全体を引き締めてくれる点もブラックならではの特徴です。

シルバー（銀）

シルバーは、金属特有の光沢や輝きを持ち、際立つ存在感を放つ色です。

玄関ドアにシルバーを選ぶことで、洗練された都会的な印象を与える効果が期待できます。

また、シルバーは表面の仕上げにもいくつかの種類があり、さまざまな玄関ドアの表情を演出できるほか、モダンテイストはもちろん、その他幅広いスタイルにマッチする汎用性があることも特徴です。

ブルー（青）

ブルーは、とてもクールで爽快感のある色です。

玄関ドアにブルーを選べば、爽やかで清々しい印象を与える効果が期待できます。

また、ブルーにも、ライトブルーやネイビーブルー、ターコイズブルーなど、さまざまな種類から自分の好みのブルーを見つけると良いでしょう。

アクセントとして。
またはハイセンスな空間づくりの一環として。

お住まいに合わせた使い方ができることもブルーの特徴です。

レッド（赤）

レッドは、とても鮮やかでエネルギッシュな色です。

玄関ドアにレッドを選ぶことで、華やかで楽しい印象を与える効果が期待できます。

玄関ドアをレッドにすることで、見る人に強いインパクトを与えることができます。
住まいづくりにおいて個性的な演出に適しているので、目立たせたい、個性的な家にしたいと考えている方は、玄関ドアの色選びとして候補の一つになるのがレッドだといえます。

失敗しがちな玄関ドアの色

毎日使う玄関ドア、せっかくなら自分の好きな色を選びたくなりますよね。

しかし、好みの色ということだけで玄関ドアを選んでしまうと、外壁や建物とのバランスが悪くなるなど、「失敗した」と後悔してしまうことがあります。

失敗しがちな玄関ドアの色には、一定の特徴が見られます。
事前に知っておけば取り付けて後悔するといったことも防げるかもしれません。

それでは、失敗しがちな玄関ドアの色とその特徴について、ご紹介していきましょう。

ブルーやレッド

ブルーやレッドの玄関ドアは、とても魅力的で個性的な選択肢であり、家全体の外観に対して強いアクセントを与えることができます。

しかし、どちらかというと派手な色なので、外観になじまなかったり、あるいはインパクトが強くなり過ぎて浮いてしまったりすることがあります。

※外壁や建物全体とのバランスが取れないと、全体的な調和が崩れる可能性があることには注意が必要です。

ホワイト系

ホワイト系の玄関ドアは清潔感があり、どのようなスタイルの家にも合わせやすい色になります。

しかし、ホワイト、またはホワイトにかなり近い色などは、汚れや傷が目立ちやすく、その点で失敗したと後悔するケースも多いようです。

とくに玄関ドアは外部に面していることから、天候や使用頻度によってはかなり汚れてしまうことがあります。

そのため、きれいな状態を維持するには、こまめな掃除を行うなど、日常的なお手入れがカギとなるでしょう。

玄関ドアの塗装はDIY？リフォーム？

玄関ドアが経年劣化によって色あせが生じてきたとき、「DIYで塗装すれば手軽にリフレッシュできるのでは？」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

結論として、木製の玄関ドアであればDIYで塗装を行うことも可能です。

しかし、当然ながら取っ手や丁番、ドアクローザーなど、玄関ドアに付属するパーツなども経年とともに劣化し、やがて寿命を迎えます。

そして、まったくの素人がそれらパーツ類を修理、交換することは簡単ではありません。

仮に、塗装業者へ依頼したとしても、パーツ類の修理、交換については断られるケースも多いので、玄関ドアが傷んできた場合は、交換することを推奨しています。

リフォームのメリット

玄関ドアは、単に塗装を行っただけではいずれ寿命を迎える取っ手や丁番、ドアクローザーなどのパーツの機能を回復させることはできません。

塗装によって外観がきれいになっても、使い勝手が悪くなったり、あるいは性能が不足したりと、快適性を損なえば「塗装しなければよかった…」と後悔してしまうかもしれません。

しかし、最新の性能を持つ玄関ドアとの交換リフォームを行うと、使いにくさを根本的に解決できるうえ、暮らしの質を高める機能を付加することも可能になります。

その他にも、豊富なカラーバリエーションや、デザインの中から好みのものを自由に選べること、一般的に耐久性が高く一度交換すると長く使えることなども玄関ドア交換リフォームのメリットです。

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